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VTuber?

暇だ〜。

マジで暇すぎて辛い。


今は気分が乗ってない。

なので、今、ハッキングすると侵入される可能性があるのでできない。

クソが、マジで全部新人くん?のせいだ。


どこの誰か知らないけど、ICCC(国際サイバー対策機構、International Cyber Crime Control)に新しいやつが知恵を授けたみたいで下手に動けなくなった。


最悪ー。

暇過ぎで死ぬー。


はあ、暇だし、うちのAIでも育ててよ。


、、、、、、、、


うわー、思った以上に学習してくれたおかげで、私が二人いるみたいな感じだー(笑)。

これは流石にどこに侵入してもオーバーキルになるなあと考えつつレイのセキュリティーに侵入する。


レイは私のハッカー仲間だ。

ちなみに、今回ハッキングしているのが私だと知らない。


「あーあー、聞こえる〜?私だよ私、sakuraだよ〜」


「!sakuraかよ、焦って損した〜、てか、前より腕上がってね?」


「違うよ〜、暇だから、AIを進化させてたんだけどさ〜、結構上手くいって、腕試ししてたの」


「ちょっ、人のセキュリティーで腕試しすんなよ!」


「ごめ〜んなさ〜い」


「いや、全然反省してないだろ、またやるやつだし」


「悪かったって!」


「絶対に、もうやらないと言わない時点でまたやるだろ」


「……さあ?」


「こっちが、そっちのセキュリティーに入れないからって、好き勝手しやがって」


「悪かったってば、ついでに気分乗ってきたし、なんか手伝うよ」


「いいよ、今、そんなに困ってないし」


「あっそ?じゃあ、セキュリティーさっきより硬めに組んどくね〜」


「…一応、ありがと?」

と、ボイスチャットを終え、ヘッドホンを外し、椅子から降り、ベットにダイブする。


「あーあ、やること無くなっちゃった」

と一人呟く。


すると、

「では、VTuberなどどうでしょう」

と声がする。


この声は私が作ったAI、Sora(そら)の声だ。

綺麗な声だが、どこか無機質な感じの女性の声だ。


「急になにさ、V?無理でしょ」

と言い返すと、

「無理ではないかと、みう様はデジタルイラストもお描きになっているでしょう?それに、それをVの姿に落とし込むことも難しいことではありません、設定を練るのが面倒くさいというならば、私が練りましょうか?」

と矢継ぎ早に言われる。


反射的に飛び起き、

「いや!勝手に進めないでよ!私やるって言ってないよね?!」

と半ば叫び気味に言うと、

「ですが、楽しそうだと思っていらっしゃるようだったので」

と言ってくる。


そらは脳波?みたいなもので思考を読めるのだ。

おかげさまで、私がまだ何も言っていないのに話を進めようとする。


「いや、まあ、思わなくもなかったけど、それとこれとは話が別だし、勝手に思考を読まないでって言ったよね!」


「では、Vのイラストは銀髪の猫耳で赤青のオッドアイで、」


「ねえ!私、主人なんだけど!話聞いてくれないの!?」


「設定として、名前はみゅうで種族を黒猫、年齢はにゃんにゃん歳で」


「職業はハッカーだからね!」


「では、職業は違法ハッカーで、あとは好きなものと嫌いなものを決めていただけたら幸いです」


「いや、ちょっと、幸いですじゃないんだけど!勢いで職業言っちゃったけど、やるって言ってないからね!」


「Vの…」


「ストープ!ストップだってば!やんないよ!めんど…大変そうだし!」


「大丈夫です、大変なら、イラストもこちらで描きますね……できました、これで、準備は終わったのでできますよ」


「……わかったよ、やるよ!やればいいんでしょ!」

と叫びながら言う。


「では、チャンネル開設と告知をしておきます、初配信は明日にしましょう」


「いや、そらさん、やること早すぎません?進化させた能力フル活用するのやめてもろて」


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