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「ふふふふー」
「不穏な笑い方しないでください、ただでさえ嫌な予感しかしていないのですから」
「ふはははっはあ」
「で、今度は何をやらかしたんですか?みう様」
「やらかした前提なのやめてくれない?」
「声だけフラグ?が立っているのにやらかしてないんですか?」
「いや、まあ、そうなんだけどね?そうじゃないのよ?」
「で?」
「…」
「で?」
「エンターキーを押しましょう」
「丁寧な口調あってないのだ…?????」
「っあはははは」
「みう様何やってるのだ」
「ダメだ、似合わなすぎる、いっそのこと、声質を変えた方が良かったかも」
「早く戻すのだ」
「丁寧口調で言われるとやんなきゃって思うけど、その口調だとやらなきゃって感じないね」
「…」
「無言は怖いけど」
「…」
「わかったよ!直すってば…あっ」
「……あっ?」
「……その、えっと、あの」
「…」
「解除コード、書くの忘れたかも」
「……は?」
「いや、たぶん、いや、きっと、いや、もしかしたら……?」
「“もしかしたら”で済む話じゃないのだ!!」
「いや、でも自動解除タイマー、つけたような気が……」
「気がするのだ?」
「気がするだけで…」
「つまり、自動解除にならない可能性があるのだ?」
「可能性、ある……かも……?」
「………………………………」
「ご、ごめんってば!コード、今すぐ書き直すから!お願い、お菓子買えないようにしないで!!」




