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真面目に作ってください
セリフだらけだし、短いしでごめんなさい。
昨日の続きです。
「つっかれた〜」
「やっっっと、できましたか」
「なんか、“やっと”の部分にやたら力入ってない？」
「気のせいでしょう」
「そうかな？ ……まあ、いいや」
「それで、今回は何を作ったんですか？」
「生体認証システム」
「……嫌な予感がするんですが、それ、アプリ用じゃありませんよね？」
「ギクッ！」
「口で“ギクッ”って言わないでください」
「ビクッ？」
「そうじゃないです…はぁ、真面目に作ってください」
「だって〜」
「だってじゃないです」
「ムゥー」
「むぅーじゃないです」
「ぷぇー」
「ぷぇーじゃないです、ていうか、遊んでません？私に言わせて」
「スー」
「さっきから、擬音語を口に出すのなんなんですか」
「気分？」
「疑問で返すのやめてください」
「何を作ろうか思いつかんのだー」
「その口調はなんなんですか」
「…いいこと思いついた」
「とてつもない嫌な予感しかしないんですが」
