ご自分でやってください
初めてコメントを貰って嬉しい!
ありがとう!!
今日は特に予定のない日ーーというか、いつも予定などないのだが。
なんてことない日常風景だ。
「お腹すいた〜」
「…」
「そら〜?」
「はぁ」
「…何?」
「それぐらい自分でやってください」
「まだ、何も言ってないんだけど???」
「まだ、ということはいうつもりだということですよね?」
「…」
「ご・じ・ぶ・んで、やってください」
「何を頼むと思ってるの?」
「昼ごはんでしょう」
「なんでわかるの!!そら、エスパー?」
「はぁ、みう様、朝ごはん、食べるのがめんどくさいと言われて抜いてましたよね?それに、昨日はお菓子の食べ過ぎで夜ご飯を食べないで寝たでしょう?何より、お腹すいたと言った時は、二言目には、作って!が来ることがほとんどです」
「わー、わー、わー、聞こえなーい」
「では、私は別の作業を」
「ちょっ!待って待って!作ってよー、じゃないとデリバリー頼んじゃうからね!!」
「では、そうしてください」
「えぇー、そらの作ったやつの方が美味しいのに…」
「…わかりました、作ります」
「ありがと♡」
「わざとですね」
「さあ??」
、、、、、、
「できました」
「んー、ありがと!」
「その代わり、早めに次のアプリ、開発してください」
「わかってるよー、私も色々欲しいものあるし」
「食べ終わったらすぐに始めてください」
「えぇー、今度でいいじゃん」
「今度とは」
「明日とか?」
「昨日もそう言っていませんでしたか?」
「気のせい気のせ…」
「『明日やるからー』」
「…」
「…」
「え゛っ、なんで録音してあるの???」
「すごい声出しますね、どこから出してるんですか?」
「今、論点そこじゃないんだけど?」
「データ収集です、というか、侵入者対策で監視カメラと集音装置を設置したのはみう様ですよ」
「あ…そうだった」
「自業自得ですね」
「身から出た錆、因果応報ともいうね…じゃなくって」
「やってください」
「…」
「作ってください」
「わかったよ……あれ?私、自分の部屋には集音装置、置かなかった気がするんだけど、気のせい?」
「気のせいじゃないですか?」
「気のせいじゃない気がするんだけど???」
「気のせいですね、早く、作ってください」
「なんか、流されてる気がする」




