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この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。

破滅させる側だった俺が、悪役令嬢を守る話

作者:おにわさ
目を覚ました時、そこは見知らぬ豪奢な部屋だった。
自分の姿も声も、そして周囲の扱いも──すべてが「王子」として仕立てられている。

混乱のまま乗り込んだ馬車の中、出会ったのは気品と美しさをまとった少女。
名を問うと、彼女はわずかに表情を曇らせながら、静かに名乗った。

「私はクラリッサ・フォン・ルクレール。殿下の、婚約者です」

その名前が、記憶の奥底に残っていた断片を刺激する。
妹が夢中で読んでいた“あの小説”──悪役令嬢、婚約破棄、そして破滅。

だとすれば、彼女はこの先、俺によって捨てられ、奈落へと突き落とされる運命のはずだった。

「俺は……君のことを知りたいと思っただけなんだ」

不器用に放った言葉に、クラリッサは何も答えなかった。ただ、視線だけを向けてきた。その一瞬、彼女の心が、ほんの少しだけ揺れたような気がした。

そして、学園の門が開く。
視線と期待の嵐の中で、レオンハルトは“王子”として最初の一歩を踏み出す──彼女を破滅させない未来を信じて。

最初の選択
2025/05/18 00:02
ロイド視点
2025/05/18 11:35
静かなる動き
2025/05/18 16:54
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