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魎魑魑魅魍魍魅  作者: はりまる
6/29

6話

『土魔法!!!』


オーガの体が傾き、エイトのすぐ隣に大金棒が振り下ろされる。


地面は大きく凹む。


体勢を崩したオーガは穴へ傾れ込む。


どうやら土魔法で軸足の下が軽く傾いたようだった。


息を切らしながら、穴に落ちたオーガを見る。


頭から落ちたのか、今のところ意識はなさそうだ。


穴から離れ、樽を持ってくる。


2つの樽を蹴り、穴へ落とす。


樽からは油が染み出す。


火炎瓶に火をつけ、穴の中へ放り投げる。


異常を察知したのかオーガが起き出すが、身動きが取れないのか、暴れている。


穴から離れ、粘土球の入った籠を持ってくる。


エイト「これからはこっちのターンでいいんだよなぁ」


オーガの股間へ粘土球を全力投球する。


クリティカルヒット!


今までを思い出す。どんな魔物にも弱点や急所はある。オーガがたまたま男の子と一緒なだけだ。


粘土球は百発以上ある。


エイト「お前がした所業を全て数えろ!」


一発一発丁寧に全力投球する。


五十発投げた辺りから肩が痛くなってきた。


ポーションを使い肩にかける。多少の痛みが引いたところで再び投げ始める。


火が消えそうになれば油を追加する。


七十七発を投げたあとオーガの声も聞こえなくなってくる。


動かなくなったオーガを見て、長いパイプを用意し、オーガの近くに入れる。。


オーガの上に土を被せ、見えなくなったら、パイプにドロッとした粘土を注ぎ込み、パイプを熱する。


表面の粘土が固まったらそのまま放置をする。


エイト「それじゃ…帰りますか…」


宿に帰り、深い深い眠りにつく。



オーガが埋まっていたであろう穴の中にはオーガの姿はなく、大金棒と魔石だけが穴の中に転がっていた。


霊「やるじゃん」


エイト「まぁな」


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