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魎魑魑魅魍魍魅  作者: はりまる
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4話

エイト「ふー…あの大きさを落とすとなると流石にもっと深くないとダメだなぁ…」


今ちょうど身長と同じくらいの高さである。


エイト「これ以上は硬くてなかなか掘れないんだよなぁ…」


たまに顔を出すと魔物がいるので闇魔法を放ち、目を眩ませ、後から押し、落とす。


穴も少し深くなったため、多少ダメージが食らうようになり、そこに放置していると他の魔物が来るため、その魔物も落

とす。


2〜3匹が入ったら近くの焚き火から火を持ってきて、油を注ぎいれ、火を放つ。


もがく様な音が聞こえても無視をする。生きていくためには仕方がない。


土魔法で少しの凹みを作り、足掛けにし、魔物から落ちる魔石だけ回収をする。


これまでで魔石が30個まで増えてきた。


エイト「塵も積もれば山となる…か。悲しいなぁ…やってることほとんど生まれ変わる前と変わってねぇじゃん…」


再び穴を掘り始める。


また硬くなってきている。どうやら一帯の地層が硬いらしい。


シャベルを外に投げ、外に出る。


エイト「どうしたものか…」考える。


考えてもわからないので帰って寝ることにする。


次の日が雨だった。昨日売れた魔石の分のお金でいつもより少し贅沢なご飯を食べる。


エイト「美味いなぁ…贅沢できるって素晴らしい…」


昼過ぎには雨が上がり、少し穴の様子を見てみる。


エイト「なんだこれ?粘土だったのか…それにしては硬すぎた気がするが…」


昨日より圧倒的に柔らかくなっている粘土は使えそうなので粘土を取っておく。


全ての穴の粘土層を取り終えた後は硬いものの、掘れなくはなかった。


粘土を使いボールを作る。できた球は50個を超えていた。


エイト「これで油を買わなくても済むか…」


焚き火の周りに粘土球を並べ、休憩する。すでに朝日が出始めている。


すでに深くなっている穴には魔物が4匹ずつ入っていた。


すでに買ってある油を全ての穴に注ぎ込み、着火をし、また休憩をする。


嘆く音が心地よくさえなってきた。末期かもしれない。



音が聞こえなくなり、魔石を回収する。


日に日に魔石が取れる量が増えていき、いつの間には火魔法も使える様になってきた。


エイト「指先から少し出るくらいか…また使えねぇ…」


油の着火に焚き火からわざわざ持ってくる必要がなくなったくらいだった。


エイト「粘土もだいぶ固まってきたからこのまま放置しておこう」


宿に帰り、眠る。


エイト「後は穴を大きくして、あいつをギャフンと言わせてやる!」


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