かわいそうな猫・名前はまだ無い(漫才ネタ)
二人「はいどうもー、よろしくお願いしますー!」
ボケ「○○○○の□□ですー! 隣りは隣のトトロです。雰囲気は違いますがー」
ツッコミ「おい! ちゃんと紹介するならちゃんとして、人の名前をちゃんと。キャラでは負けてるから。お願い!」
ボケ「それでは! ちゃんとした名前で△△君!」
ツッコミ「そう! それがぼくの名前ですって! 仕切り直して△△です。よろしくお願いします」
ボケ「そうか! そうだったのか! やはり名は体を表すだな!」
ツッコミ「そう! 名前は大事にしないとね! ぼく等のコンビの名前もです!」
ボケ「あっ! そうだ。名前で思い出しました。最近ぼく猫を飼い始めて、ペットショップで子猫の一番高くて可愛い子を買ってきました」
ツッコミ「ほう! よかったじゃない。癒やされるでしょう!」
ボケ「そう! 可愛いいっていうのは、ああいった場合に使う言葉だって解るって感じですね!」
ツッコミ「可愛いでしょうー。で、名前は?」
ボケ「ちょっとありきたりだとツマラナイと思いまして、特別な名前を選んだんです!」
ツッコミ「へー! どんな名前を?」
ボケ「まだ無い!」
ツッコミ「うん! いやさっき名前を選んだと言いましたよ」
ボケ「だから、まだ無い!」
ツッコミ「ええ! もしかしてまだ無いが名前ですか?」
ボケ「そう! かなりよくないですか? だってあの夏目漱石の吾輩は猫であるからいただきました!」
ツッコミ「え! あの猫の名前はたしか猫が猫と言っていたと思いますが?」
ボケ「いやいや、だって吾輩は猫である。名前は、まだ無いって、ちゃんと名乗っていますから!」
ツッコミ「いや、あの中の猫は猫って言っていたと記憶してるけど!」
ボケ「いや、ちゃんと名前を名乗って、名前はまだ無いって書いてあるから、間違えだったら全部猫は猫って言う名前を名乗ることになるから、それもどうですかねー」
ツッコミ「ええ!?、いつも君のところの猫を呼ぶときは、まだ無いって呼ぶんだ! へーえ!」
ボケ「そうですけど! いい名前ですよ! まだ無いは。僕らの○○○○みたいでオンリーワン感がありますよ!」
ツッコミ「まあたしかに、そのへんにあるような名前ではないですね!」
ボケ「そうでしょう! ところで君のうちにも猫がいたと思いますが、名前は何でしたっけ?」
ツッコミ「ぼくのとこはヘイスケ! ヘイスケです!」
ボケ「へースケ! ヘイスケか! 呼んだら来ます? ヘイスケこっち来な!」
ツッコミ「いや、じつは来ないんです。機嫌が悪いと振り向きもしないんで、ヘイ、ヘイ! ヘイスケ!って呼ぶと、何回かに一回は来るかなー。ところで君の猫は?」
ボケ「いや、うちは未だ子どもだから、なんにもわからないみたい。でも最近ようやく振り向くようになって!」
ツッコミ「ええ! いいなー、可愛いいでしょう! どんな感じで?」
ボケ「後ろに振り向くんです。……それも他に猫がもう一匹いるみたいに!……まだ無い! ちょっとお出で!って呼ぶと、必ず振り向くんだな! 後ろにね」
ツッコミ「じゃあ、エサとかで呼んだら来るとか?」
ボケ「そこまですれば来ると思うよねー! 来ないんです。わざと無視するような感じで! もう値段の割に頭がよくないというか! 店に返そうかと思ったけど。誰か引き取り手がいないかと思ってね!」
ツッコミ「そうかー! ぼくでよかったら引き取りますけど。あれでしょう。君がほしがってた●●●●という種類の30万円とか言っていた子猫!」
ボケ「いや、38万円だった!」
ツッコミ「そんなにしたんだ!」
ボケ「まあ、縁がなかったみたいで残念だけど、お金は気にしないでいいから! あの子が幸せになればね」
ツッコミ「そっか! そうだな。まあ、タダでいただくのもなんだから、その名前は次に君が飼う猫に残してあげて! うちで新しい名前を付けるから!」
ボケ「いや戸籍と同じで一度付けたものだし、それに相方に飼われるからなー!」
ツッコミ「じゃあ分かった! ニックネームで普段呼ぶ感じでいいい?」
ボケ「まあ、いいけどね! 何て呼ぶの?」
ツッコミ「ヘイスケ! ヘイスケーこっち来な!」
ボケ「同じ名前じゃない!」
ツッコミ「うちのは、まだ無いにして名前を交換するから!」
ボケ「ええ、あの子がヘイスケで君んちにいるヘイスケが、まだ無いかー?! もし間違えたら困ると思うな!」
ツッコミ「じゃあ、まだ無いでもいいけど、いいとこ取りして、まだ無いヘイスケにしようか!」
ボケ「それは長いかなー」
ツッコミ「ああ、じゃあ夏目漱石にちなんで、猫にするのは!?」
ボケ「それは、二匹とも猫だし。両方振り向くかもしれないからな!」
ツッコミ「じゃあ何にする? 猫の名前は…」
ボケ「だから二匹とも、名前はまだ無い!」
〜おしまい〜




