ネットへ投稿する貴方の小説がより面白くなるかもしれない方法~投稿する前に論理チェックを~
開いてくださりありがとうございます。
あらすじにも書きましたがあくまで底辺作家兼読者の意見と方法です。
それをご了承のうえでお読みください。
さて、今回は小説を一段階面白くなる…かもしれない方法を紹介したいと思います。
小説を面白くする方法…はいくらでもあると思いますが、今回は簡単な方法です。
それは…「一度読み直しすること」です。
何を当たり前なことを…と思うかもしれませんが、ポイントとして頭の動かし方を少し変えて読んでみることです。
その動かし方は、「登場人物の行動の理由を考えること」です。
これを、筆者は論理チェックと呼んでいます。(なお、本来の論理とは意味合いが少し異なりますので、定義に関しての突っ込みはお控えください)
小説を書く、読む際に筆者が重要視しているものの一つが論理性です。そう言うと難しそうに思えるかもしれませんが、そこまで難しいものではありません。具体例を挙げましょう。
彼は学校に行った。
という文があったとします。これだけでは論理的ではありませんが、この上に例えば彼が学生である、があるとこの文章は論理的なものになります。なぜかというと、「彼は学生である」から「学校に行った」。
当然ではありませんか?
こういう「行動」に「理由」が付随した文章は論理的と言えます。なぜなら、読者の頭にスッと入るからです。
この例は至極簡単ですが、小説においてもこれは適用できます。それが、先ほど申し上げました、「登場人物の行動の理由を考えること」です。
話としてはこれで以上なのですが、では小説において理由が付随しない例を見ましょう。これも至極簡単な例を二つ見ます。
①説明不足パターン
BはAという恋人がいるにもかかわらず浮気した。
その光景を見たAは笑った。
さて、これは好例ですね。まず、一文目は特に突っ込みどころがないですが二文目。
Aが笑った理由が不明ですね。この文章は、論理的ではない文章になります。
例えば、説明や描写でBがパワハラ彼女であった、などという説明があればAは「解放された、やったー」という理由で笑うかもしれません。
あるいは、ふがいない自分に笑った…という可能性もありますね。
こういった説明は非常に重要です。少なくとも筆者は主人公の行動が意図もなく意味不明な行動をとるとそっとブラウザを閉じることが多いです。
どんな感情にも理由というのはあります。理由や行動の良し悪しはともかくとして、前後にそういった描写は必ず必要です。
それでは次。
②主人公の行動が論理的におかしいパターン
彼はゲームすると命を削る。
しかし、彼はゲームを続けた。何となくプレイしたかったからだ。
これもおかしいですね。問題を単純化したので一目見ておかしいことがわかると思いますが、命を削ることを何となくやるっておかしいですよね。
これも①と被ることもあります。というのも、小説の中では「論理的におかしいけど、感情的にこっちの行動をとるべき」という場面はあるかと思います。
その場合も感情的になる理由はやはり必要です。
言い換えるならば、「筋道立てて、感情的になる」ということです。それに納得できない場合、やはり②パターンになりますが…(例えば今まで関わりが薄かった人物を命がけで助けるなどの場合)
さて、上二つは誰でもわかるような例ですが、話が長くなる時や設定によって複雑化するとこのような問題がなろうでは頻繁に表れるようになってきます。現に、筆者も小説を書いていますが「面白いからこの出来事書いたけど、前後の描写と矛盾する」なんてことはよく起こりました。
それに関しては仕方ないと思いますので、せめて一度は読み直してほしい、と思います。
筆者の場合は特にこういった整合性に強くこだわるタイプです。
特にシリアス系の場合、整合性がないのは致命的です。
なぜなら、一つ整合性がないと他…重要な部分で整合性が取らないのではないか、と少なくとも筆者はそう思うからです。
そうなると、シリアスではなくなります。その話はともかくとして。
何度も同じことを言うようで恐縮ですが、人のどのような行動にも理由は絶対必要です。だから、「書き上げたときも一度読み直してきちんと行動の理由が述べられているか、調べて読む」
これが簡単かつ、すぐに小説の面白さを上げることができる方法だと思います。
お読みいただきありがとうございました。
言われてみれば当たり前…と思うかもしれませんが筆者は割とそういう失敗をたくさんするタイプなので、書かせていただきました。
ここには書いていませんが、特殊例としてミステリーの場合はむしろスパイスとなりうる場合もあります。
今回はその特殊例は考慮していません。(とはいっても、人物の行動に理由が必要なのはどの作品にも通じると思いますが)
よろしければ、感想や評価を頂ければ、と思います。評価は下の星マークのところをタップしていただければ、感想はさらにその下のところにあるかと思います。