2話 現状を確認しよう Part2
宣言通りに3行でまとめてみました!
さて、まあ要約すると、
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました
破滅は回避したい
どうしよう
テンプレかよっ!!
まあ妥当に行くなら攻略対象者達に接触下ない事だよね…。学園で話しかけないとか、そもそも学園に行かないとか。そうすればヒロインとも会わないし、断罪もされないし、大丈夫なはず!でも――
やっぱり学園は行こう。そもそも貴族の令嬢で行かないとか外聞的にもありえないし。貴族はみんな行くっていう設定があったと思うんだよね。それに…
折角推しキャラの王子を生で見られる機会があるのに、それを無駄にするなんて私には出来ないっ!!
ヒロインがどのルート入っても、傍観していればいいだけじゃない。ヒロインをいじめなければ断罪はされないはずだよね?
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さて、今後の方針を決めたわけだけど…今、物凄く焦りました。自分の視野の狭さにびっくりしてます。体感30分くらい?悩んでました。はい。それはね、別にいいんですよ。ただね――
自分の部屋に自分しかいない訳がなかった!
という事で、隣に寝落ちしてる侍女のマリーがいました。そりゃそうですよね。4歳の誕生会の直前に娘がぶっ倒れて、そのまま1人で寝かせておく訳がないですよね。
危なかったぁーーっっ!!!
百面相してるの見られてたら絶対怪しまれてた!
取り敢えず深呼吸して落ち着こう…
すぅーはぁー
すぅーはぁー
よし、取り敢えずは二度寝しよう。そうしよう。怪しまれないように。あとマリーを起こさないように。完璧侍女のマリーが寝落ちしてるなんて、きっとずっと看病してくれてたんだろうな…。お父様とお母様、お兄様達は心配してるかな…?これからの事は明日考えよう。
ふわぁ…眠くなってきた…
おやすみなさい…
そうだ、私が気絶してからどれくらい…経ったのか…な…
布団に潜り込みながらふと思ったけれど、抗えない程の睡魔に負け、私はそのまま意識を手放した。
――家中の雰囲気が沈んでいて、物音がほとんどしない事にも気が付かずに――
次回は主人公の周囲のお話です。
言いたい事が伝わってるか、既に心配になってきましたが、頑張ります!