表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/186

65.ある日の○○ リリ

ブックマークありがとうございます! ヽ(´▽`)/


今回はかなり短いですが、小ブタから復帰した後のリリの様子を紹介。

◻神光石爆心地


 ここは零司が飛ばした神光石が爆発した場所で直径一キロ、周囲から五十メートルほど陥没した穴の中、空は既に天幕が覆い尽くしている。


 その穴の中を何かが目にも止まらぬスピードで直線的に移動し、そして物理法則を無視した鋭角な反射で鏡に写るレーザーの様に瞬間的に切り返して行く。

 それを何度も繰り返す内に切り返した場所が次々と爆砕して大きな穴が空き、辺りは飛び散る土砂や破砕した岩石、粉塵で見えなくなる。


 それでもその中を衝突すると言うよりもまるで穴でも掘る様に突き進み、巻き込まれた土砂は赤熱して蒸発する。

 そんな状態が一分も続くと舞い上がった土砂で完全に視界が無くなった。


「ホワイトノヴァ!」

 高速移動していた者が叫ぶと突然周囲は白化して、周囲の土砂粉塵が一瞬で蒸発する。

 溶岩蒸気は術が解け熱源を失うと同時に個体に戻り地上に降り注ぐ。


 リリは零司から習ったシールドを最初から展開してあり、その穴の中心でマイクロビキニアーマー姿でじっと夜空を見上げている。

 空気が掻き回された穴の中で舞い、降り注ぐその粉塵はスラゴーの天幕をバックにキラキラと輝き、暫くリリの心を楽しませる。


 その光景がもう直ぐ終わる頃、リリはブルーワールドを使い粉塵をもう一度融かして溶融させてから術を解除する。

 穴の中は遠目で見れば滑らかな表面になっていた。


「ん」


 リリの背丈を越える大きな分厚くゴツゴツとした武骨な剣の先が地面に着いた状態で握られている。

 それと同時に少し離れた場所に人サイズの円柱を大量に隆起させてその大剣を背負う様にしてまた移動すると片っ端から切断して行く。

 いや、分厚い剣の突入は大砲から射出される砲弾を越える速度で突き抜け裏側が爆発した様に炸裂した。

 円柱の上部は首を傾げる様に吹き飛んで地に転がる筈が、最初の一柱が宙に浮き上がっている間に数百とあった柱の全てが破砕して浮き上がっていた。


 その一瞬の出来事の直後、リリの手から大剣が消え去り、四肢末端にはよりゴツいプロテクターが現れて鈍い光を見せる。

 次の瞬間、まだ宙に浮いている柱の残骸の数々が爆砕するその有り様は、大型爆弾を使った絨毯爆撃の様だ。


 大剣による最初の斬撃からここまで僅か三秒足らず。

 柱が爆砕して広がる速度よりもずっと速く突き抜ける拳、手刀、肘、膝、踵に足の甲は、プロテクターが無くても傷ひとつ付かなかっただろう。

 しかし漫画にあった女性冒険者が身に付けた装備はリリの中では固定概念と化しているのだ。


 そしてまた、舞う粉塵を一瞬のホワイトノヴァで蒸発させてからブルーワールドで滑らかな大地へと戻すリリ。

 これらの光や爆音に大地を揺るがす振動も、零司に教えて貰ったシールドで遮断しているので穴の外にその影響が行く事は無い。


 リリが陥没穴に来てから十分も経ってはいないが、これで充分と今日の『ダイエット』を終わりにした。


 『これで抱いてくれるかな』

 そんな事を考え、妄想で頬を染めながら汗も汚れも無いのに浄化と一応回復もしてからいつもの服に着替えて目と鼻の先の館へと帰るのだった。

これだけ短い時間でダイエットできるなら楽なんですけどね。人間ではこれだけの熱量自体が一生分でも用意できませんけどw

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ