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脈絡なく唐突に設定回です。

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 世界観


◼異世界転移

 転移は神にとっては通常の移動手段であるが、それは異世界であっても同じである。通常の転移は同一世界だが、異世界をより強くイメージすることで異世界間も行き来できるが、もともと同じ形態だった世界で自分の世界と異世界を確実に分けるためにある準備をしてから転移するのが通例である。


◼位階

 数ある異世界の最初期は全て同じだった。にも拘らず時を重ねる内に差異が生じたのは神や天使による世界への干渉の違いによるもの。文明の発達や文化の違いから以前と変わらず進歩していない世界は容易にイメージする事ができ、一方的に行き来できるために位階が生じた。


◼ラチェットがいる世界

 暴力的な争いを望まない比較的平和な世界であり、数千年の間ほとんど進歩していない。農林業が主体で工業力は鍛冶屋と彫金細工が最高水準。化学など原始的なものしか存在しない。中心都市の王都でも戦争や獣対策などの外的から守る必要がないため風避けなどの一部の目的でしか防護壁が存在せず、精々堀に水が流れている程度。そのため一部商業地区が集中しているだけで、それ以外は隣り合う家が離れているのが普通。つまり王都ですら現代日本のド田舎町程度で、これはこの世界の他の街もほとんど変わらず、街の人口が多くても密度はほぼ変わらない。

 この世界は他の世界に比べて位階が非常に低く、異世界からの神が保養地として利用しにやって来る。その理由のほとんどが男の神による巫女との(たわむ)れである。また特殊な事例として、異界の魔神を押し付けられ監獄代わりに利用されても抗議が出来ないほどに立場が弱い。

 王都の一部に神術使いが存在するが詳細は不明。


◼零司たちの世界

 異世界間で最も位階が高いのが零司たちの住む世界。その世界の住人が神としてラチェットがいる世界に転移したことで最高位階の神が降臨したことになる。しかしなぜラチェットたちの世界に転移したのかは今のところ謎のまま。


◼リリが生まれた世界。

 粗野な部族間紛争から甲冑を装着した剣士や戦闘魔法使いが隊列をなして戦争するまでになった血生臭い世界。数ある世界の中でも魔術を使える人間が存在する世界は数が少なく希少な部類。


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 神・天使


◼時崎零司(18)

 高卒ニートの中二病で幼馴染みの楓を護るのが使命。毎朝DIY大剣で素振りしていた。小学生低学年の頃に一緒に帰る楓との関係で同級生に苛められるが楓に助けれ、楓からは「これじゃどっちが男か分からない」と言われてしまい楓を護れる男になるとダークヒーロースタイルで頑張った結果中二病に。時崎家の一人息子。不遜な態度、楓が一番大切。

 スキル

 創造:様々なものを創り出す。

 無限倉庫:OSのフォルダ的概念で使えるロッカー。

 鑑定:インフォメーションチップで詳細に表示される。

 検索:近場の食用草を探せ、など。

 障壁:シールド。様々なダメージを阻害する壁。

 走査:動的な物を対象とするリアルタイムな位置。

 その他。


◼森山楓(18)

 零司の家のお隣さんの一人娘。幼い頃から軟弱な零司と遊んでいたためか暴力的。その一方で将来は零司と結婚して家庭を持つ夢を持っている。父は鳶職で高校卒業後は結婚式資金を貯めるために父の手伝いを始める。遊んでいる零司を父の元で働かせると言う名目で同じ職場に誘い込み、父と仕事にも馴染ませようと画策し零司の母を説得して引きずり込んだ。

 スキル

 ラチェットレンチ:攻撃の際に無意識で手に現れ不要になると消える。

 創造:創り出す。

 料理:感覚が正確になる。未知の料理も失敗しない。

 浮遊:一度だけ無意識下で使用。

 転移:一度だけ睡眠中の無意識下で使用。

 無限倉庫:零司とほぼ同じ。

 

◼ネコ

 元は工事現場の汚れた一輪車。転移の際に神格化していた零司が相談したことで神器となる。そのあと天使のラチェットにより意思の存在を指摘されて零司により昇華。更に楓により汚れを落とされてピンク色の一輪車になる。最終的に零司により素体のようなつるんとした猫耳尻尾の体にした直後、ネコ自身の意思により『楓と同じ』体を手に入れる。見た目上の違いは猫耳だけ。性格は従順で零司と楓が大好き。

 スキル

 重力操作:特定物質に対する重力の方向と強さを操作できる

 建造:十階建てマンションビルを一瞬で建てた。

 回復:「我は願う、我が主、零司様の御霊の復活を。にゃ」

 複製:コピー。

 手刀:手よりも離れた場所を切る。不可視塹撃。

 癒し:楓にとっての癒し。


◼スプロケット

 転移した世界の主神。現在は行方不明。


◼ラチェット

 異世界の天使。零司たちの観光ガイドを勤める。この世界に存在しない猫に変身できる。零司の中二病被害者であり本物の魔王(魔神)ではないかと疑念を持っている。主神の娘でもポンコツ。


◼スポーク

 ラチェットの上司で生真面目。アスリート然とした体躯。天使としての格はラチェットが上。零司とラチェットが接触した当初にトラブルが発生したと思いサポートにやって来たが致命的な問題はないと引き返した。


◼ハブ

 異世界の天使長。魔神討伐後にスポークを呼んだ際に一緒に来て討伐のお礼をしている。スポークを呼んだのは異世界転移術に関する質問があったからだが、スポークよりも詳しいだろう天使長が来たのは僥倖だった。しかし零司が予想した以上の答えを得ることはなかった。


◼マルキウ

 零司たちが降り立ったミテールヌ山(山脈)の主。善良な精霊であり人々に対して隣人のように接する存在で多くの人間と知り合い。山に関して人々を助けることから敬われ、様付けで呼ばれる。そしてこの世界で唯一魔神に挑んだ存在だが人々はそれを知らなかった。消火ホースから吹き出す程度の水を放つことができる。

 特記:

 非常に記憶力が良い。でもバカ。


◼リリ(焔の魔神)

 異世界の戦の女神。ここでは焔の魔神と呼ばれる誰も逆らえない恐ろしい存在だった。元の世界で自分に見会う強い相手を探そうと暴れたがその世界で対抗できる存在はおらず、世界全体の共通の害悪として神と人が協力してこの世界へと転移させた。この世界から転移できない呪いを受けて暴れたが、この世界は弱者しか居ない為、禁足の地と呼ばれる焼け爛れた広大な大地でいじけて眠っていた。唯一マルキウが戦いを挑んだが余りに弱く相手をするどころかやる気をなくした切っ欠けとも言える。数年に一度目を覚まして周囲一帯を焼き尽くしてまた眠るのを繰り返し数百年が経過している。そしてこの世界が観光と牢獄の底辺の世界と認識される理由でもある。そもそも強い相手を探す、という考えに至った原因は異世界の漫画本。

 特記:

 銀眼銀髪だったがリリライトピンクに合わせて薄いピンクにした。

 焔の魔神は戦の女神によって討伐されたとした。



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 特殊人物


 家名持ちは高貴な役職持ちの証:日本と同じく家名が先。

 この世界は主に世襲制であり、それ故に高位の役職に就くには家名が必要。

 神と天使は固有名。


◼ネセラ・シエル(18)

 ファーリナの現領主。零司と歳は一緒。病気でも掛かっているように細くナヨナヨしているが芯は強い。

 父カミルは事故で他界。

 母ダーナ(45)

 嫁ナティ(17)

 長女シーナ(0)

 ラウィ(52) 使用人


◼巫女

 神と関係を持つ前提で育てられた美しい少女たち。主に貧しい家庭の子供が選ばれ厳しい教育の下で育てられた箱入りの純潔な少女。神が帰るまでの間付き従い、こぼれる異界の情報を得るのが仕事。基本的に一柱の神に専属で終える。現地妻とも。

 巫女は複数の候補の中から選抜されて漏れた者は巫女の付き人となる。



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 一般人


◼零司の母

 普通の人。


◼楓の父

 物腰の低い優しい人物で打たれ強い。


◼楓の母

 楓と同じく肉体言語派。


◼ギャロとミティ

 零司たちが降り立った山の麓に住む若い夫婦で十五歳。山の中腹で山菜採りをしていたときラチェットの光が見えたのと、ネコが打ち建てた十階建てマンションビルを見て神様に出会えるかもしれないと二人で零司たちのいる木生の限界高度まで登った。

 モールで風呂部門を任されるが将来は不明。


◼ダリル

 王都近くの街で商会を開いていたが倒産。その後の苦労で妻に先立たれ、ダリルの生まれ故郷のファーリナに帰る途中でギャロの家の近くで馬車の車軸が折れ、身動きできなかった所をネコが発見して零司に助けられた。誠実で涙もろい。

 モールで商店部門を任されている。


◼シーラ

 ダリルの妻。亡き人。


◼ローゼ

 ダリルの一人娘。幼い頃から病弱で母の死亡後更に気落ちして塞ぎ混む。零司の助けで楓邸に向かう途中、馬上から見た美しい夕焼けに染まるファーリナ周辺の大地を見て少し元気を取り戻す。その後ネコに治癒してもらい健康な体になった。

 モールで働く姿は規律としたショーモデルの様。将来はレストラン部門を任される可能性が高いが未定。


◼バン

 ファーリナ唯一の宿屋の亭主。禿げデブ。小さい頃マルキウに「将来宿を継いだら一番良い部屋に泊めてあげる」と約束していた。

 モールのホテルとバーで働く。将来はホテル部門を任される予定。


◼ジャリ

 ギャロの隣に露店を構えていたガッシリとした体格の中年男性。

 自家製の野菜と薪を売っていた。

 モールの商店で若者に指導している。


◼バロー

 六人兄妹の長男。知り合いからハンバーグの噂を聞いて小鳥のさえずり亭へやって来た。兄弟揃ってモールの厩舎で働く。


◼サーラ

 バローの年の離れた妹で末っ子。普通よりも小さい頃から家の手伝いをして来たが母は既に他界。ハンバーグの噂話を聞き付けて小鳥のさえずり亭へ来て楓の教えで一緒に作った。ドギツイ言動は豪快な母譲りだが、他人に対しては礼儀正しい。

 モールのホテルで零司の下に付き働く。真面目で物覚えも良いが零司に呼ばれた事から巫女になったと本人は思っている。特殊な能力を持つ事から将来モール運営を任される予定だが、本人には知らされていない。



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 動物・植物 (主に食材)



◼ゴールデンラビット(金兎)

 幻の食材。巷の噂では食べると寿命が一割伸びてお肌つやつや、髪しっとりになると言う。零司たちが降り立った岩場の高原に僅かに生息する。小さな草の実を主食とするが実の数が少ないこともあり繁殖しにくい。


◼高原の草の実

 ゴールデンラビットの主食。ヘビイチゴ並み。


◼クリーテル

 大型のヘラ鹿並の鹿で一般的な食材。零司が最初に見つけたのはクリーテルの中でも大型で肩までの高さが二メートルを越える。


◼雉のような鳥

 何処にでもいる普通の野鳥。


◼ギール

 白いレタス。

 

◼ツンツクの実

 パンチは弱いが実質山椒の実。


◼ナシャ

 ファーリナの街章になっているファーリナ近隣のどこにでも群生している素朴な草花。



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 家・宿屋・設備



◼転移門

 リリの経緯から、本人の転移で時間のズレが発生する可能性を考慮して門により転移先と時間連結する実験で生まれた。開発のタイミング的にモールの出入口として転用されている。


◼楓の家:ファーリナの郊外、ギャロの家の隣

 メルヘンチックな丸みを帯びた形と色の外観。リビング、キッチン、トイレ、大部屋、小部屋、銭湯型風呂、露天風呂、倉庫。ファーリナに出かけ留守にする時に零司が楓に家の位置関係をロックする鍵を贈った。


◼零司の館、白亜の館、リリの館:禁足の地、真っ黒な大地

 初期:

 禍々しい黒を主体とする暗黒を思わせる館。彫刻などもいちいち不気味な物を連想させられる。内装無し。

 一次改装:

 リリを迎え入れる為に客間と寝室、装飾と家具を設置。寝室は二つでシックな落ち着いた部屋と、リリの名前からリリライトピンクの花を意匠に装飾と明るめの部屋を用意した。

 ローマンジャングル銭湯風露天風呂を創り、連絡通路を設置。

 二次改装:

 風呂の隣に広大な果樹園を設置。

 三次改装:

 実質リリの為の屋敷に成っていたので白亜の館に改装した。装飾も草花をメインにして華やかに明るい館に変身した。

 中庭に花壇を造り、小屋を設置。

 零司の簡素な自室を中庭の地下に創る。

 中二設定『魔王の謁見室』を中庭と地下の自室の間に建造。体育館程の広さ、両壁際に巨大な異形の像、中央最奥に魔王の玉座。その両脇にイミテーションの異形の大剣とDIY大剣が立てられている。

 ラチェットにより謁見室が発見されたので中庭の小屋を自室に変更。


◼ネコのマンションビル

 鉄筋コンクリート製十階建て。内装なし。


◼ギャロ夫妻の家:ファーリナ郊外

 農家。土地の一部を借り受け楓の家を置き畑を拡張して零司が倉庫を建てた。



◼シエルの館:ファーリナ

 ファーリナの中心広場に近く広い邸宅。


◼小鳥のさえずり亭:ファーリナ

 ファーリナ唯一の宿泊施設だった。一階が飲み屋で二階が宿泊用の部屋。主に行商が使っている。宿部分は板張りだが特別室は内装が程々に良い。


◼楓とリリのショッピングモール

 リリと他の神々の降臨を聞き付けた人々で溢れたファーリナの街を救うべく楓の発案と零司の力で建てられた。ファーリナの中央広場に転移門を持つ、元禁足の地に建てられた複合施設。最初期にはホテル、商店、レストラン、銭湯、厩舎が稼働し、将来的には大口商取引用の窓口を稼働させられる状態にある。


 商店/ ダリルと商人経験者

 レストラン/ 楓とネコとローゼ

 銭湯/ ギャロとミティ 白亜の館の銭湯を原型に大衆向けに修正

 ホテル/ 零司とバン グレード/スラゴー、ミテールヌ、ファーリナ

 厩舎/ 街の老練な経験者たちとサーラの兄のバロー兄弟

 管理室/ リリ、ラチェット、マルキウ 監視カメラと金庫

 大口商取引窓口/ サーラを予定 未稼働


 管理室以外すべて街の若者が手伝っているが雇用形態は午前と午後に別れ、それぞれ12時を境に勤務。これはモールでの仕事が副業であるため。



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 土地・領域



◼命名基本ルール

 大地を女神と結びつけるのはこの世界でも同じく、自然界に根差す名称はすべて女性詞である長音が付く。


◼ファーリナ:領主はシエル

 この世界で最も禁足の地に近い街。実質農村の田舎。零司たちが降り立った山の麓にある。農業と林業が中心で商業は盛んではない。それにより人工密集度は低く、街の中心地であっても建物の間はスカスカで遠くまで見渡せるほど。


◼ミテールヌ山脈

 零司たちが降り立った山。広大な範囲に跨がる比較的傾斜の緩やかな山脈であり非常に多くの街が接する。


◼スラゴーの天幕

 夜空に見える、広大な範囲を覆う美しい星雲。この星雲のお陰で夜でも地球の満月の夜より明るい。ほぼ全方位が明るいので夜行動物も多い。この世界の住人にとっては聖域であり、死後魂が向かう場所として認識される。何かを誓うときは祖先の魂が集う「スラゴーに誓う」と言う。


◼禁足の地(真っ黒の土地)

 リリが眠っていた広大な範囲の焼けて乾燥した土地。

 リリが零司との戦いに破れて以来、零司の屋敷が置かれている。

次回は本編に戻ります。

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