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そんなムシの良い話  作者: フロムディ
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目覚めは突然に

はじめまして、ついに読み手から書き手にシフトチェンジいたしました。。。一応の完結は頭にあるので一話一話短めになりますが完結を目指して投稿していこうと思います。

使い方も全然わからない状態ですがどうぞ生温い目で見守ってやってください・・・




やぁ、こんにちは皆様。突然だが俺の話をしようと思う。話の舞台は森の中だ。鬱蒼と生い茂る木々が陽の光をそれなりに遮ってる森の中だ。

俺が誰かだって?そりゃもちろんそこにいる冒険者風の女を三人ほど連れて森の中を歩いているこれまた冒険者風のイケメン・・・なんていうことは悔しいがない。


じゃあ女のほう?ということもないっていうか死んでも御免だ。俺はノンケだ。


そこを見るんじゃなくてそいつらの後ろにあるでっかい木のさらに後ろの方にいる・・そう、その舌を伸ばしてキャッチした虫をお食事しようとしているカメレオンみたいなやつ。



まぁ、こいつですらない。お察しの通りだ。その捕食しかけられている虫。


そう、それが俺だ。ザッツ、ミー。


頭から直角に伸びる凛々(りり)しい二つの角。パッチリお目目とその間に切れ味がよさそうな口元のはさみ。黒光りしつつもどこか硬そうな羽に鋭い棘の生えた6本の足を持つ姿。






なんだかとってもカブトムシにそっくりです。まぁ唯一違うとしたら口元のはさみかな?これ結構自慢のはさみなんです。その辺の木とかなら簡単に穴開けられるし、ちょっと太めの枝もチョッキンできちゃいます。


今日もおいしく木に穴をあけて彼女を連れて蜜を頂いてたんですけどね、なにやらいきなり体に巻きついてきたと思ったら急激な浮遊感。

カメレオンさんにばっちりロックオンされちゃっていざ実食!っていう所をクローズアップしてる感じ。あ、食われるなこれ。って思った瞬間に頭が急にクリアになってさ、気がついたらこんなに考えちゃってる自分がいるんですよ。


・・・んん~考えてるっていうのは少し語弊があるか。


思い出しちゃったって言えばいいのかな。







俺、もともと人間じゃなかったっけ?





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