相談解決!?
「それで、どうするんです?」
この教室に入る人が逆の性格になってしまう現象
その元凶は見つけたものの、日下はどうやって元に戻すのか
タナトスに聞いた。
「ま〜、任せてください。
とりあえずは、ちょっと離れててください」
タナトスの言うとおりにして、日下は鏡から離れた。
怖いのかどうなのかは不明だが、教室の一番後ろまで離れた。
「そこまで離れなくても・・・」
日下の行動に鼻で笑うタナトス
「だって、怖いですから。何が起こるのか」
「まぁいいでしょう。とりあえず、そこで座っているエリス
よろしくお願いしますね」
「了解」
日下はそう言って、教室入り口付近にいるエリスを抱いて
また、教室の一番後ろまで行った。
「エリスもあんなんだし、俺一人でやらないとな」
そう言って、タナトスは左腕をまくり、手を広げ、右手で左手首をつかみ
左手のひらを鏡に向けた。
そのうち、タナトスの左手が光っていく
日下は何が起こるのか不安なだけだ。
そして
ドカァァァァーーーーーーン
教室中にものすごい音が鳴り響いた
「うわっ」
日下はいきなりの事にタナトスから目を離し、
音とともに生まれた爆風から耐えしのいだ。
その時、何が起こったのか。
日下の目が間違っていなければ、
タナトスの左手が光って、
そこから光の玉なのか、波動のようなものなのかは分からないが
タナトスの手から出て、鏡を粉々にした。
爆風がやみ
日下はタナトスを見た。
「終わったのか……」
その声が聞えたのか、タナトスは
「いえ、まだです」
タナトスは周りを見渡している。
よく見ると、光り輝くものが漂っている。
効果音が・・・リアル無い・・・