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静まり

エリスは歩きながら久瀬くぜさんの話しを聞くのかと思いきや

舌を出し、アッカンベーの状態で歩いている。

周りの目など気にせず、途中、話すまでそのままだった。

タナトスはいつものように暗い表情で歩いている。

エリスとタナトスを道案内しながら、マンションに向かう久瀬さん

二里ふたりが話しかけてこないので、久瀬さんは歩くだけだった。

沈黙し、黙々と歩く一団だった。


エリスとタナトスは周りをキョロキョロ見渡し始めた。

久瀬は、何を見ているのか聞こうとしたが話しかけても答えてくれるか分からず

何も言わなかった。


さらに歩いていくと、見たことある学校。そう、日下くさかの学校だった。

エリスとタナトスは正門で立ち止まり、学校を見上げている。

特に、日下の言ってた教室の周りを・・・

日下さんのみ気づいた現象が起きてたことを忘れるくらいに、

教室の人たちは、勉強に励んでいた。


久瀬さんが、エリスとタナトスが止まったのに気づいたのは、

学校の前の道の先の、曲がり角を曲がってすぐだった。

「え、えぇ。どこに消えた?」

周りをぐるりぐるりと見渡したがどこにもいない。

道を戻ると、学校の正門に二里がいた。


「何してるんですか。着いて来て下さいよ」

「あ、すみません」

ちょっとあせった久瀬さん。

久瀬の後を着いていく二里。

「大丈夫みたいだね」

「うん、そうだね」

学校のことを言っているのだろうか、エリスとタナトスは。


そして、学校を通り過ぎて数分で、久瀬のマンションに着いた。

それは立派な高さのマンションだった。

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