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―― 線を引く。

作者: エンゲブラ

美しいもの、美しくないもの。

正しいもの、正しくないもの。


世間一般に良いとされているもの。

それらが「そうでないもの」を産み落とす。


善悪美醜は、個人の主観や、快不快で判断される。そのため、どこまでを是とするかが、その人間が持つ器の形状を現す。


狭く、太い線を引く人がいる。

線を引いた直後から「その他」は全て、不快なものにラベリングされる。


不快の原因の大半は、無知や偏見にあるわけだが、彼らは「孤高」を決め込んで、自分の価値観に酔う。


人種、家柄、学歴、収入。

自分をどこに「単位」で帰属させるかで、知覚範囲が変わる。


大阪人、関西人、日本人、アジア人、地球人。

いったい、どこに置くのかで「アイデンティティ」も変わってくる。狭さと広さ。それらが、その人間の個性ともなる。


狭くてもよい部分と、広い方がカッコイイ部分。

そのへんの美意識くらいはちゃんと持って、生きたいところだ。


全部が狭い人間は、寂しい人生を生きることにもなるのだから。


出来るだけ曖昧で、透明な線を引くのが、個人的には理想か。

善悪美醜も、立場によっては、180度変わってくることだってあるからね。

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― 新着の感想 ―
本作品は美人とかブスとかそんな狭い話はしていないはず。おそらく一方の価値観のみで判断するのは勿体ない的な話ですよね!? それは分かりつつも、でも何だかその視点でも感想書きたくなったので、書いちゃいます…
「知らぬが仏」とも。  ときに狭めねばならぬこともまたあり。己に責を任せることも無しに広さをひけらかすは恥づるべし。  言うは易し、行うは難し。さてもさても。  まー、ナイトランタンでビビっ来…
考え方や捉え方は大事ですよね。 同じ狭い、広いでも考え方によっても違ってきますし。 狭いのを「こだわり」と表現するか、「頑固」と表現するかでも印象がかなり違いますし、広い方も軸を持たない広さは「軽薄」…
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