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第54話


 第54話「正月とお隣さん⑥」


 今一度落ち着いて考えてみると姉さんも一ノ瀬家の皆様もいない。


「てか、姉さんも一ノ瀬家の皆様もいないですね…」

「………、たっ確かに、いない」


 はぁ~、みんな帰ったのか?それともどこかに隠れて見てるのか?まったく分からない。


「私そろそろ帰るね」

「そうですね。帰りましょうか」

「私は今日実家に帰るの、文也くんはいつもの家でしょ」

「あ……そうでしたね。ではここでまた今度」

「じゃあね」


 千乃さんと別れてからすぐに姉さんが駆け寄って来た。


「あっ、ごめ〜んトイレが混んでて」

「そんなに混んでないでしょ」

「うっ……細かい事は気にしない」


 それから僕たちは家に戻った。


「姉さん何してるの?」

「何してるのって帰る準備だよ」

「今日帰るんだ」

「まあね、明日から明後日からレッスン入れちゃったし」

「明後日って3日だよ」

「もっともっと練習しないといけないの。女優って大変だから」

「頑張ってな」


 それから姉さんは黙々と片付けをしていた。


「じゃあね文也」

「おう、じゃあな」


 姉さんは帰っていった。この正月なんだかんだで1人で過ごすのは初めてか。なんだか1人って自由かと思ったけど自由よりさみしいが勝つな。


 

 私が帰ったら文也1人になるな〜。大丈夫か?もうあの感じ文也の心はもうオセロみたいに埋め尽くされてるからね~。まっ、いっか1人で考える時間も重要だからね。頑張れよ文也



 一方一ノ瀬家では


 私は家に着いた。


「みんな帰ってたの〜」

「だって千乃が男の子と2人で楽しそうにしてたから邪魔すると悪いかなって思って帰ってきたんだよ」


 姉さんはものすごくニヤニヤしている。


「私今日帰るわ」

「え?千乃帰るの?」

「大きめのプロジェクトに参加してるから少しでも貢献したいからね」

「そっか〜、わかったよ」


 私達家族は帰る千乃を止めようとしなかった。私達だって千乃と一緒にいたくないわけではないというより出来るだけ長く一緒にいたい。でも私達は千乃の大きめのプロジェクトの内容を知っている。そう、恋という名の人生最大級のプロジェクトだ。


 

今回も読んでいただきありがとうございます。

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