表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/81

第31話


 第31話「温泉とお隣さん②」


 着いてからチェックインまでの時間僕たちは荷物を駅のコインロッカーに預けて色んなとこをまわることにした。


 私はレッスンを受けながら2人の事を考えている。2人は今何してるのかな~って、一番気になるのはあの公園のあの鐘を鳴らしたのかどうかそれにもちろん一部屋だしね


「じゃあ、あの公園行こうか」

「行きましょうか」


 少し歩くと公園に着いた。


「凄い、海だよ~きれいだね」

「そうですね、それにこの鐘何?」

「ここに何か書いてありますよ」



   伝説の結び鐘 


 この鐘を男女鳴らせばその男女は結ばれる


 そう書いてあった。


「凄いよここで結婚式する人までいるらしいよ」

「凄い鐘なんですね」


「やっほー」

「あははは、海に向かってやっほーですか?」

「え?違うの?」

「海はバカヤローじゃないんですか?」

「そうなの?始めて知った。でも、なんで山はやっほーで海はバカヤローなんだろう?」

「確かに考えたことないです」


 そんな事を話しながら僕たちは美術館やこの街の観光名所と言われるところをまわった。それはそれは凄いものがたくさんあったさ。


 そうしているうちに日が落ちてきたので僕たちは旅館に向かうことにした。千乃さんがチェックインをしてくれるとのことなので僕はロビーで待っていた。


「何階ですか?」

「三階」

「千乃さん何号室ですか?」

「306号室」

「僕は何号室ですか?」

「鍵あげるから見てみて」

「はい」


 普通に言ってくれればいいのにわざわざ鍵で確認させるなんてどうしたんだろうか?そう思っていた。だが見た瞬間僕は驚いた。え?同じ部屋?オナジヘヤ?


「同じ部屋なんですね」


 千乃さんはコクッと頷いた。


「なんですか?緊張してるんですか?いつも僕の部屋にいるのに?」


 何だこの男?全然緊張したりドキドキしてる様子がないだと?なんか悔しい。いつもはそりゃ馴れた部屋にいるわけだし緊張しないけど、旅館だよしかも一晩中2人きりだよ?そりゃ、緊張するでしょう。


「いや、べつに緊張とかはないかな〜」

「そうですよね~、いつも同じ部屋で過ごしてるわけですし」


 そう、これから僕らの一晩が始まる。

今回も読んでいただきありがとうございます。

いいねや評価、感想もよろしくお願いします。

不定期投稿ですのでブックマークもぜひよろしくお願いします。

今はブックマーク20件目指してますのでぜひよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ