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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

逃走若様 道中記

作者:C・ハオリム
 ボクは、ハボクック王国の武闘派であるブッコワース領を統治するブッコワース伯爵家の長男、シドレ・ブッコワースだった。(過去形)
 このブッコワース伯爵家は、筋肉こそ美徳、鍛えることが己が天命とする問題アリアリの貴族で、領内に飢饉が起きた時、「鍛えた肉体は飢餓を克服する」と領民に鉄アレイを配布した実績を持っている。(当然ながら、暴動が起きたそうだ)
 現当主、ボクの父であるマグナ・ブッコワースも脳みその神経細胞が筋細胞に置き換わったようなヤツで、領地の経営を考える暇があれば筋トレしているやつである。
 そんなブッコワース伯爵家の中でボクは書を好み、芸術を愛する優男であったため、幼い時より冷遇されていた。ボクとしては次期伯爵になろうなんて毛頭考えていないからソレで良かったんだけど。
 現当主のマグナが怪我により執務(筋トレ)できない状態になった時、我が子に後を継がせたいと思う継母から目障りとして排除されそうになった。
 元より伯爵家に未練も何も感じていないボクはさっさと逃げることにした。
 そんなボクの味方と言えば、暴走しがちな侍女2人と、何かとやらかしそうな(そしてやらかしてくれた)行商人とその手伝いの4人と、能力と言えば中途半端な人型になる事だけの竜の幼体だけ。
 髪の色を変える魔法のおかけで女の子になったけど、命を取られるよりはマシだと自分に言い聞かせながら、次々と襲いかかって来る刺客と思われる者、刺客かも知れない者、灰汁が強いことは確かな者と戦いながら(?)、生き残るためにボクは逃走を続けるのだ。
第6話 「善処します」
2023/01/12 17:13
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