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ひまぽんとの出会い『辛口から逃げるでない』

【小説を書く人が集う掲示板】と聞いて参加したが、ここには読みを専門とする人も集められていた。


 またまた初めに忠告しておこう。

 読み専門の人は、書き手に対して優しくはない。

 ひまぽんという男も、その辛口読み専の1人だ。


 書き手は書き手の気持ちが分かるため、どうしても情がうまれることがある。

 読んだ作品に評価をつけるなら、基本的には満点をつけることも多いだろう。

 特にメンタルが弱い相手には、酷い文章だと思っても優しいコメントを残したりできるのだ。


 だが、読みを専門とする人にそんな情を期待するのはお門違い。特にひまぽんのように物事をズバズバと突きつける人には要注意。


 彼は間違っていると思う意見に対し、徹底的に己の意見で立ち向かう。それはたまに行き過ぎた表現をすることがあり、第三者が口を挟みたくなる場面もある。


 だが、それを嫌がらせととるか、愛ととるか。それは受ける人次第だ。

 勘違いしていけないのは、辛口意見や行き過ぎた表現そのものを悪と思うことだ。

 辛口意見とは、仮にその意見が私意にまみれていたとしても、それ自体は悪ではない。


 本当の悪とは、その私意を対象に言わず、関係のない他者に増長して語る者のことをいう。


 ひまぽんは対象に厳しくても、善と悪の線引きができている。だからこそ、自信を持って的確な辛口意見を言うことができるのだ。


 そんなひまぽんの長所を真似しようと、読んだ作品に思いきって辛口コメントを残した雄太朗。

 次の日の夜まで、頭の中が後悔でモヤモヤしたとか。

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