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私のペットな吸血鬼  作者: 埜吹陸斗
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聖夜前日の贈り物④

「ん~、今から直ぐに帰るのもなんだし、どっかのファミレスでご飯でも食べていこうかな。 確かこの近くに出来たばっかりのお店があったよね」


 スマホで音声検索をし、私は表示された地図が示す方を向く。


 その時――。


 ガッシャーン!!


 私の目の前スレスレに、上空から黒い巨大な物体が降ってきた。と、同時に降り注ぐ無数の硝子片。


「ちょっとやだ! 一体何?」


 私は着ていたコートのフードを被ると、取り敢えず頭を護ろうとする。そうして、他の人達と同じ様に道路の反対側に避難しようとした、が。


 ゴトッ。


 ――動いた。


 先程目の前に降ってきた、黒い物体が動いたのだ。


 思わず足を止めると、それを凝視する私。


 すると、まるで私に見られているのに気付いているかの様に、激しく黒い物体が動き出す。


 ゴトゴトゴトゴトゴトッ、ゴトンッ。


 余りに激しい暴れっぷりに、私は黒い物体から思わず距離を取る。


 と言うかあの黒い物体、こうしてじっくり見てみると。


(あの、五角形の下を長く伸ばした様な形。それに、上の蓋みたいな場所に描かれた金色の十字架……もしかして)

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