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私のペットな吸血鬼  作者: 埜吹陸斗
1/81

醒めない夢の中で

――――


―――――


――――――




「……で……イ……」


 私は、最近、いつも同じ夢を見ていた。


「……な、いで……ゼイ……」


 とても甘く、優しく、切ない悪夢ゆめを。


 狂おしい様な悪夢の中、何故か私は、いつも高校生の姿に戻っていて。


 そうして、彼を追い掛け続けているのだ。


「……かないで……ルゼイ……」


 満点の星空の下、どんなに手を伸ばしても辿り着けない――遠くなっていく彼の背中に、私はひたすら手を伸ばす。


 泣きながら、何度でも何度でも。


 だって、夢の中の私は知っていたから。


『そこ』に行ってしまえば、彼はもう――二度と戻ってこないということを。


 だから、夢の中の私は、必死に手を伸ばし続けるのだ。


(行かないで……! お願い、行ったら駄目……! だって、私、まだ貴方に伝えてないもの……! 一番大切なことを……!)


 遠ざかる肩までの長めの焦げ茶色の髪に、引き摺りそうな程黒いマント。


 そうして、泣きじゃくる私に振り返り、困った様に頬笑む貴方の名前は――。


「行かないでっ……! リルゼイ……!!」




――――


―――――


――――――

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