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エーッ?!という出来事

トーストパンの角は、要注意?!

作者: れんれん


今日も、いつもの喫茶店で、モーニングを注文。


私の給料では、ちょっと贅沢な習慣だけど、エネルギー充填してからでないと、会社の門をくぐれない。


それほど、仕事に行くのは、気持ち的に大変? と思っていただければ、嬉しい限り。


きた! きた! ポットサービスのミルクテイと、普通よりも、ちょっとだけ固めの、ハードトースト。


パクッ、ああ、やっぱり、会社近くでは、ここのモーニングの、ハードトーストが一番!


あれ、ミルクが、口についたのか、ぬるっとした感触。 この年で恥ずかしい!


おしぼりで、口を拭いて、テーブルに置いた。

何と目の前に、真っ赤になった おしぼり!


誰の? 私の? え? 私のおしぼり?


まだ、口が、ぬるっとしてるので、今度は、ティッシュで拭いた。 また、真っ赤!


自分の、黄色の、タオルハンカチで拭いた。

あっという間に、茶色になった。


訳がわからず、口を、タオルハンカチで押さえて、トイレに駆け込んだ。


真っ白な便器は、口からポタポタ落ちる血で、みるみる真っ赤になった。


ぼおーっと、便器を見下ろしながら、知らぬ間に、私、死んでしまうのかな?! と、つぶやいていた。


会社に報告をして、早退して、こわごわ、医者に行った。



医者 ( 歯茎から出血してますか? 違いますね? 口に、傷がありますね?


固いものや、とがったもの、食べました? 冷やして、圧迫したら、すぐに血は止まります。心配ないです )と。



もしかしたら、ハードトーストを食べた時に、トーストの角で、口を切ってしまった、としか、私は考えられない。


食べて、すぐだったから、間違いないだろう。


翌日、出勤したら、皆が、かわるがわる、症状を聞きに、私の席にやってきた。


( 血が止まらないんだって。 大変な大きな病気じゃなかったらいいね。 心配やね。 大丈夫なん? )と。


会社内では、血が止まらない可哀想な私は、大変な大きな病気と、噂になってたようだ。


そう、まだ、私は生きている!

何か、少し、いやいや、すごく、得したよう。


そう、何か人生が開けたような、一日一日の大切さを、もう一度、ゆっくりと考えさせられた。


追伸

今日も、いつものハードトーストをパクッ!

美味しい! あの日は、本当にあったのか?


そう、あったのは間違いない。

パンの角は、食べる前に、必ず指でバリバリと、割っているんだから?!


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