表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/669

ひとの記憶、性格

愛紗のように、静かな田舎で生まれれば

赤ちゃんの頃から、ストレスなく


のびのびとする。



自然な環境の音、空気。




それらは、人になる前から動物に快いものであった。



外敵の存在感がない状態の環境音だからである。




人間の赤ちゃんは、また、産まれてからしばらくは目も見えない。


耳だけは聞こえるから、自然の音は大切である。



自分では動けないのだから、快い音環境は

必然である。




そうでない場合、不快環境への拒絶を

記憶してしまう。



それで、大人になっても不快な事を

探してしまう。



もう、不快になりたくないからだ。




単純な話である。



愛紗は、幸いにしてそうではないから



幼児の頃も、快い事を求めて



例えば笑顔でいると、お母さんが来てくれると

覚える。




そんな風に、お母さん、お父さんが

親しいものだ、と記憶していく。




自然に、その人達に好ましい自分で居ようと

思うようになる。





そうして、根拠なく従順になるのであるが




しかし。





恋愛や婚姻、等という


個人的な趣向まで定められるのも、少し

窮屈であるが




それは、そういうもの。


大人になって、いろいろな経験をするから


その中で趣向も変わっていくものだ。




そんな理由で、愛紗は故郷を離れて


大岡山へと出てきたのだが




愛紗自身、どうしても嫌、と言う程の

ものでもなかった。


別に、好きな人が居た訳でもない。



ただ、なんとなく


「自身で決めたい」と、思った所



仕事に就くことを反対されたから




家を離れた、と言うだけだった。






特に、運転士になりたいと思ったのは



初志ではなかったのだ。




そう、愛紗は回顧した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ