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第2話 魔法があるのか

10歳になって身長も大分伸びた。その間、孤児院では読み書き、簡単な計算、一般常識などを教わった。そしてここは剣と魔法の世界だということが分かった。予想はしてたけど、実際に聞くとやっぱりわくわくしてしまう。魔法って!!


「自宅」の魔法はたしかに素晴らしいが、火や水を出して飛ばすとか、空を飛ぶとかいういかにもなものではない。そもそもこの「自宅」って魔法で間違いないんだよね?。なんか思ってたのと違うけど。


とにかくここは剣と魔法の世界で、外には魔物がいて危険だという話。ちなみに俺がいるこの国はアロンソ王国というらしい。王国というからには王様がいるのだろう。ということは貴族がいて奴隷なんかもいるのだろうか?と考えていたが、やはりいるらしい。


詳しくは教わらなかったが、孤児は貧困から犯罪に手を染めることが多く、そうなると問答無用で奴隷に落ちるから絶対に犯罪を犯さないようにと教えられた。


そうそう魔法の話だった。魔法はどうやら一般人がちょっと勉強したら使えるようになるというものではないらしい。魔法をおぼえるためのルートはいくつかあるようだが、共通するのは魔法使いに直接伝授されるということ。


なんでも魔法をおぼえるための魔法というものがあるということだ。そしてそれには国の許可と多額のお金が必要になるんだってさ。だから基本的には貴族や、特にお金持ちな一部の商人、国に多大な貢献をした者なんかが魔法使いになれるんだってさ。


便利なんだからみんな使えるようにすればいいのにと思ってしまうが、それができない理由も聞いた。なんでも魔法を使えるようにするための魔法は魔力の消費が激しく、魔法使い一人が生涯に使えるのは1、2回ほどで、どんなに優秀でも3回以上は無理ということだ。


なるほどそれじゃ孤児には到底無理だなと、新たな魔法の習得は一旦諦めた。


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