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第13話 お受験ざます

はい。こちら現場のキーンです。ただいま文官養成学校の受験会場に来ております。会場内は静かな熱気に包まれておりまして、試験前に最後の予習をする子、筆記用具の確認をする子など受験者の皆さんの緊張した様子が伝わってきます。


今回全国から集まった子供の数はなんと約5000人。これから一次試験である筆記試験が行われ、それを通過すると二次試験である面接に進みます。最終的に入学できるのは約400名という狭き門。将来を左右するだろうこの試験、どのお子さんにも是非頑張ってもらいたいですね。現場からは以上でーす。


「では始めてください」


試験官の合図があって、試験開始。最初は国語で、算術、歴史と続く。院長先生のマンツーマン指導によりお国の歴史詰め込み作業もなんとか完了した。ここまできたらあとは全力を出すのみ。やったるで。


で、試験終了。一度宿に帰って一次試験の合格発表を待つ。そう、宿なのである。文官養成学校があるのは王都であり、試験会場も王都。キーン君は生まれ故郷の孤児院からはるばる王都までやってきたのだ!


旅費や宿代は町長が出してくれた。筆記用具なども買ってくれた。これで落ちましたとなったら俺どうなるんだろう?ちょっと・・・こわくない?


合格発表は2日後ということで、それまでは自由時間だ。院長先生は孤児院があるので王都には来ていない。町長が雇ってくれた冒険者がひとり、保護者というか護衛というか、監視的な?そんな感じで一緒にきている。


「ケビンさん、王都詳しいですか?」


「あ?いや。俺もそんなに詳しいわけじゃねぇな。何度か来たことあるってだけだ」


「じゃあ発表までどうしましょうか?僕は特に行きたいところもないのでケビンさんに合わせますよ」


「そうだなぁ。俺の方は剣のメンテナンスに鍛冶屋に行きてぇぐらいだな」


「鍛冶屋ですか。いいですね。では明日の予定は鍛冶屋ということで!」


今日はもう日も暮れそうなので宿でだらだらしよう。明日も鍛冶屋から帰ったら宿でだらだらしたいなぁ。ケビンさんってギャプロできるのかな?できるなら一局対戦してみるのもいいな。あとで聞いてみよう。


今日のご飯はなんでしょう。結構いい宿だし普段外食なんて出来ないから一食一食が楽しみなんだよね。すいませーん。このボーゼモスのショウティ風味サラジ焼きってなんですか?


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