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Part1
これは35歳で亡くなったある女性の一生を描いた物語である。
その日は少女の10歳の誕生日であった。嬉しさの余りクラスの大半に声を掛けてしまい20人程がお祝いしてくれる事になったのだが、20人が入れる部屋など少女の家には無い為、断る事などできないのでどうしようか思案していると、親友のほのかがうちの家だったら20人は入れるけど、もしよかったらうちの家で奈緒の誕生日会してもいいよと天使の様な提案をしてくれた。私はこの話に飛びついてほのかの家で私の誕生日会をセッティングしてもらう事にした。
で、一応当事者なので当日になり若干早めにほのかの家で準備を手伝っていると、ほのかのお父さんで33歳の人が一緒に手伝ってくれた。