なんと・・・!
〜登場人物〜
朝方雛。
ひつじ・加絵。
『杉本晃・担任の先生』
ボ〜ッ
私は昨日、晃君に会ってから頭が真っ白。
何も考える事が出来ない。
・・・なんでだー?
「雛。今日は学校でしょ?」
「へ・・・?」
私は一瞬固まる。
「あぁぁぁ!忘れてたぁ!!!!!」
私は今日が学校ということを思い出し、叫んだ。
どうしよ、どうしよ!
すっかり忘れてたよぉ!
私はドタバタ。
家中を走り回る。
「雛ちゃん!ご飯よ」
ひつじの加絵さんが急いでる私を呼び止める。
「そんな暇ねーんですよッ!」
私はイラついてるせいで顔を怖くしてしまった。
「ひぃぃっ」
加絵さんは顔が真っ青になった。
まぁ・・・よくあることなんだけどね。
私は制服に着替え、かばんを持ち、外に出た。
「お嬢!」
1人の男が車を私の前に止め、窓から声をかける。
私は遅刻したくないので嫌々車に乗り込んだ。
5分も経つと学校に着いた。
私は近くに止めてもらい、そこで降りた。
「ありがと」
私は軽く挨拶すると全速力で走る。
ギリギリセーフで教室のドアを開けた。
「おはよぉ!」
私は息切れしながらもいつもかかさずしている挨拶をする。
「「おはよ」」
みんながいつも答えてくれる。
・・・すっごく嬉しい♪
「ほら!席につけー!!」
先生の掛け声と共にみんなが自分の席に座る。
先生はよしよしとうなずく。
「今日は珍しく転入生だ」
みんなは先生のこの言葉を聞き、ワァッと叫ぶ。
ガラッ
教室のドアが開く。
入って来たのは・・・
なんと!晃君だった。