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嘘の気持ち
〜登場人物〜
朝方雛。
早瀬雷斗。
次の日、
ただいま学校でございます。
今日一日、晃君と話してない。
ちょっとショック・・・。
私はトイレに行きたくなり、向かおうとした時、目の前に早瀬君が通った。
「早瀬君!!」
私は思わず呼び止める。
「朝方・・・?」
私の声を聞いて振り向く早瀬君。
「ちょっと来て!」
私は早瀬君の腕を引っ張り、屋上へ連れて行く。
その姿を誰かが見ていたのを知りもしなかった。
ーー屋上ーー
「どーしたんだよ?」
早瀬君は訳もわからず連れてこられたので頭上にはてなマーク。
「・・・昨日の返事」
私はボソッと顔を赤らめながら言う。
その言葉を早瀬君は聞き逃さなかった。
「うん」
もう・・・言ってもいいよね。
「私・・・早瀬君と付き合いたい」
「・・・え?!」
言っちゃった・・・。
言っちゃったよ晃君。
もうこれで晃君への恋は終わりだね。
忘れよう。
これをきっかけに・・・。
「マジ?!」
「うん」
「マジでー?!やったぁ!」
思わず頭より上に腕を上げる早瀬君。
そんなに嬉しいんだ・・・。
もしかして私悪い事しちゃった?
それからは早瀬君とお付き合いすることになった。