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ドロップド・ハンカチーフ  作者: 大和香織子
第一章 始業
13/149

13

「まぁ……メール見て返事してよね。待ってるから」

「あぁ、分かった、じゃあ」


「絶対……返事ちょうだいよね」

「分かったよ」


 女ってさ、ちょっとしたことでも電話するよな。姉貴なんて毎晩のように電話しててそれもさ、今マニキュア塗ってるのとかさ……は?それ別に学校で会って話せばいいんでね?と思う事が多々あったぞ。


 まぁ、川嶋さんさんからの電話は……いい気分じゃない……事は全くないな、結構嬉しいんだが。それが恋とかどうのこうのといのは置いといてだなぁ……うん。

早速メールを開く俺。


「差出人:川嶋さん

 宛先:関谷君


 件名 ハロー

    

    関谷くーん♡ ただ今半身浴中 なにしてんの~」


なんなんだこれは……。

何が伝えたいんだ?そして俺がしていることを聞いて一体なんになるというのだ?本当に女の考えることは分からん……。


 しかし、俺…あろうことか川嶋さんが入浴している姿を想像した……。

 そういえば、川嶋さん胸結構あるよな~ボヨンボヨンと制服が波打つ姿を想像する。

 いかん、いかん……。


「宛先:川嶋さん

 差出人:####44A


件名:ハロー


 メール気が付かなくてごめん」


 一体何て返信すればいいんだ?悩みに悩みまくってみたもののそれ以上に言葉が浮かんでくることはなかった。

いいや、これで……俺はそのまま送信した。


「差出人:川嶋さん

 宛先:関谷君

 件名:ありがとう


 返信ありがとう♡♡今音楽聞いているところ。関谷君はなにしてるの?」


なにしてるのって言われても……ゲームだけど、なんか音楽聴いてるとか言った方がいいんかな…でも何聴いてるのって聞かれても困るしね~



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