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第3話 事件?大事件?押し倒す?

やらかした…。

急いだのが間違いだった。走らなきゃ良かった。外に出なければ良かった。食欲に負けなければ良かった…。

そんな後悔が私を襲う今の状況。

さてさて、どうして私はこんなミスをしてしまったんだ。

私みたいな引きこもりは罰を受けろという、神様のイタズラか?流石にそれはないよ〜!

これはマジで辛い、恥ずかしい。

こんな恋愛小説の名シーンみたいなことをどうして私は今体験しているのか。

全くと言って謎だ!謎が深すぎる。

…と言っても、私が起こした事故だからちゃんと覚えている。

そう、それは遡ること数分前の出来事。

事件というより、大事件は起きた!

季節ボケで、夏なのにパーカーを着ている私は、早く家に戻ろうと、少し急ぎ足になっていた。

帰り道の曲がり角

私は曲がり角を曲がり歩いてきた歩行者に気付かずにぶつかってしまった。

それだけならまだ良かった。それだけで終われば・・・。

早く家に戻ろうと急いでいた私は、勢い余ってか、何故かぶつかった歩行者側に向かって倒れてしまったのだ・・。もちろん歩行者を巻き込んで倒れてしまった。しかも気絶している!

あ、ヤバイ!大丈夫かな・・・。

しかもこの人、私が通っていた中学校の制服じゃん!白いYシャツに黒いズボン、学年ごとに違う色のネクタイを付けているので間違いない!

確かこれ、男子の制服・・・。

・・って、男子!!

え、嘘。私勢い余って母校の後輩男子を押し倒しちゃったの?

また変なことやっちゃったよ〜。

季節ボケの次は男の人を押し倒すとか、神様がいるのなら文句の1つ言いたいよ。

って、こんなことしてる場合じゃない!

「あ、あの、大丈夫・・・ですか?」

私は恐る恐る声をかけてみる・・・が、相手から一向に返事がない

え、まさか死んでないよね?救急車レベル?もしかして私、殺人おかしちゃった?

いや、嘘でしょ?嫌よ!私白と黒の車に乗りたくないよ!

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