48 黒田節
♪さーけはのーめのめ のむならーばー
♪ひのもといーちのこのやーりーをー
♪のみとーるほーどにのむならーばー
♪こーれぞまこーとのくろだーぶーしー
・「黒田節」
・作詞者 不詳
・作曲者 不詳
もともとは「筑前今様」として、福岡藩の藩士が思い思いに歌っていたのが発祥らしいのでどれがオリジナルというのは決められないようです。
筑前福岡の大名だった黒田長政が、同僚の酒飲み大名福島正則のところに酒飲みの部下母里太兵衛(友信)を使いに出した。
太兵衛が訪ねていくと福島正則は既に酔っ払っていて、太兵衛にもしきりに酒を勧める。
主君の黒田長政から「飲むな」と言いつかっていた太兵衛は断り続ける。しかし、福島正則は「黒田の者はろくに酒も飲めないのか」と挑発。更に「この大盃の酒を飲み干したら何でもほうびをとらす」と宣言。
ここまで言われて、太兵衛、ついに大盃の酒を飲み干し、福島正則が豊臣秀吉から下賜された名槍「日本号」をもらいうける。
翌日、酔いが覚めた福島正則は大慌て。あれは酔った上での戯れ、「日本号」を返してくれと言うも、時や遅しというお話し。これが1番です。
ところが2番以降もあり、その歌詞は上記のエピソードとは全く関係なし。同じメロディーに乗せて、いろんな歌詞がほぼ詠み人知らずで伝わっています。
本当に「ザ・民謡ですね」w




