16 花咲爺
♪うーらのはたけで ぽちがなく
♪しょーじきじーさん ほったれば
♪おーばん こばんが ざーくざーくざっくざく
「花咲爺」
・作詞 石原和三郎 1922年ご逝去 著作権保護期間満了済
・作曲 田村虎蔵
私は「はなさかじいさん」で記憶していましたが「花咲爺」が正しいようですね。
元はもちろん「桃太郎」「かちかち山」「さるかに合戦」「舌切りすずめ」と並び称される日本五大昔話の一角ですね。
発祥は室町末期から江戸初期らしいですが、例によってどこから始まったかは正確には分かりませんが江戸時代に絵草紙が出版され、日本中に広まったようです。
さて、この歌詞について歌池聡様が面白い話を教えてくれました。転載させてもらいますね。
>歌詞では『裏の畑でポチが鳴く』となってますが、実はこれ、間違いなんです。
>犬の名前に『ポチ』が使われるのは明治からです。開国して日本に来た外国人が犬に呼びかけてるのを真似たものだと言われています。たぶんフランス語のプチ(小さい)、英語のスポッティ(斑点)あたりから(諸説あり)。
>『花咲かじいさん』は室町から江戸初期の話らしいので、『ポチ』はないですね。たぶん、『シロ』が正解。
>なお、この歌が流行ったことで『ポチ』が大流行したんだそうです。
犬の名前で「ポチ」ってハイカラな名前だったんですね。「ポチ」って名前ありふれてるなんて言っちゃあいけないんですね。