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1万円のワイン

飲みニケーションは強要されている印象が強いですが、上下を気にせず気軽に遊びに行ける関係はいいものです。

私の場合は、焼き肉、しゃぶしゃぶ、ステーキ、すき焼き、BBQ…肉しか食べていませんが。


職場の仲間と自然に趣味の話で盛り上がれるのは良い職場といえるのでは?

そうだ、シャトーブリアンを食べよう!


職場の有志と軽いノリで良い肉を食べに行くことになった。

場所は新宿の良さそうなレストラン。8人程度が仕事をスパッと切り上げ、いつもより少しおしゃれして電車に乗り込み向かう。


事前に予約したコースとは別に飲み物を聞かれ、何となくワイン飲みたいよねという空気になる。

すると、この肉会の発案者である係長がボトル1本は奢ってくれるとのこと。2杯目からは各自頼めー、とオーダーしたのは、

「今日のコースに合うものを、1万円くらいで」


1万…だと!?

どよめく部下達。

人数が多いのでボトル1本では味見程度だが、十分です。ご馳走様です。


メインディッシュ、和牛A5ランクシャトーブリアンはもちろん素晴らしく美味しかった。


そして件のワインはフルボディの赤。銘柄は覚えられませんでした。

ずっしりとした深みがありながら、飲みやすいのは何故?渋みは程よくて全く嫌味がない。

これが本当に美味しいワインの味かとお肉以上に感動した。


結局私は2杯目を頼まず、1万円の余韻で満足したのだった。

後日友人からは「3千円で十分だろ、1万はデートでもないわ」と言われました。でもいいじゃん、奢りだもん

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