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人類改造記:現代のおっさんと未来の人工知能が人類滅亡回避で2人旅  作者: 東風
第4章 紀元前五千年にジャンプ!!
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第2話 世界の状況はどうなっていますか?

現在、紀元前五千年の日本にいます。

世界的には国家間の戦争等の紛争は発生しえないので、各国の人口増加も順調です。

文化的にはそれなりの発展が有り、前世界での芸術などにも匹敵するものが現れてきています。

遺伝子異常については特に問題も発生していないようですが、反面、地球外からの影響を心配しなければならない段階に入ってきたようです。

もうすぐスペースウォーズが始まるのでしょうか?

基本路線は平和外交なんですけれどね。

それでは、波乱を含んだ展開になりそうな日々にお付き合いください。

 縄文時代の日本で海進について状況を確認しています。

 と言っても、埼玉台地で海釣りを楽しんでいるような感じですけれどね。


 メキシコエリアのワステカからパナマエリアのメンドサまで、前世界におけるこの地域にあったピラミッドは全て模倣して、多少場所は違うけれどほぼ同じように建設されている。

 主となるピラミッドの他にも、周辺に必要と思われる各建設物もそろって建てられ、周辺の密林も綺麗に整えられている為、なかなか荘厳な佇まいを見せている。


 ある程度前世界での歴史に基づいて、各地域ごとの文明を設定し、時間軸を無視しながらも独自の文化が花開いてきていた。

 俺は写真やテレビ放送などでしか見た事のない風景だが、何度かテレビの「世界〇しぎ〇見」でも紹介された物を視聴していたので、何だか懐かしい感じさえ覚えていた。

 あの頃は一度は見に行きたいと思っていたが、実際に来てみると、これもまた一興と盛り上がっている。


 この地域での主食となるトウモロコシは、既に品種改良を施されたものが色々な種類で栽培されており、前世界と同じようにトルティーヤやタマル、粥として食されているほか、インゲンマメやアマランサス等の栽培も進められて、食卓に供されている。


 食用肉としては七面鳥、イグアナ、海老、魚等が陸海両方から獲られるし、俺がもちこんだヤギや牛、ニワトリなどもすっかり定着して、各種肉料理として食卓をにぎわしている。


 飲み物としては発酵酒のプルケが一般的に飲まれているが、俺が自重を忘れて色々と持ち込んだビールやワインなどもよく飲まれている。


 カカオの栽培も盛んで、チョコレートも飲用として作られていたが、前世界の技術をフルに使用して、板チョコからショコラ迄、スイーツ各種を揃えておいた。

 何故か、「チョコ〇ッキー」が非常に好評だ!

 地域柄、冷蔵には向かない場所なので、各拠点内に設置されている冷凍庫で氷などの生成を行い、店などに供給して氷冷型の冷蔵庫を普及させ、生クリームやホイップクリームなども提供した。一部の店では特性の冷凍庫を設置し、アイスクリームやパフェなども普及させることに成功した。

 勿論俺自身が食べたかったという事もあるが、女性陣には非常に受けたので良かったと思う。


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 所変わって南米地域でも同じようなことをやった。

 コロンビアのメデジンからブラジルのサンタレンまで各拠点は周辺を含めしっかりと開墾が行われ、とても風通しが良くなっている。まさに日当たり良好だ。

 主要な通りはその気になれば軽飛行機の離着陸ができるくらい幅も広く、きれいに整地されていて、世界中の人達にぜひ来てもらいたいと思ってしまう。

 長さも直線距離で3000mは有るので、大型旅客機でも離着陸できる位だ。

 今度、着陸灯なんかも設置してみようかな?

 もっとも正面にあるピラミッドが邪魔になりそうなので、実現は難しいけどね。


 中央にある広場では常に市場が開かれ、色々な食べ物や雑貨が売られている。

 勿論、道の両側には立派な飲食店も多数あるけれど、道行く人々と市場のおじさんやおばさん達の軽快なやり取りが楽しい喧騒となっている。

 アメ横でも歩いている感じかな。


 インカ時代に発達したと言われているインカ道を更に拡大、延長してみた。道幅も広くして補強を行い、谷などは橋を架けるなどして余り迂回路にならないように、各地域を結ぶ道が開通していて、それぞれの地域から作物の他に特産品等もロバやラバを使ったキャラバンが頻繁に行き来する事で流通が行われている。

 この道は山岳地帯などをぬうように作られているので、場所によっては高低差がかなりあるが、休憩場所が一定の距離で作られているので、無理をする事なく行き来できるようになっていた。

 まあ、危険な獣は定期的に駆除されているし、何より山賊などに襲われる危険が無いという事で、女性でもキャラバンに同行して旅行位できる程、治安が良くなっている事もあり、流通も活発になっているのだろう。


 ブラジルのアマゾナス川、一般にはアマゾン川かな?

 一度自作のカヌーを使って川下りをしてみたけれど、どこからどこまでがアマゾン川なのかな?

 ともかく広い、長いで源流が良く判らなかった。

 マリアに聞いたけれど、マリアが作られた当時でも源流や長さ、流域面積などは諸説あって、はっきりしなかったみたいだ。

 色々と見どころもあるので楽しい旅ではあったけれど、危険も多いので、一般的ではなかったかな?

 それなりの設備を持った船を造れば、人気のツアーにもなりそうだけどね。


 マジで、世界旅行を斡旋してみようかな?


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 この間に世界中の拠点エリアは単体の町程度の規模からいくつかの町で構成された郡程度の規模に発展し、村や町といった外観は都市と呼んでも良い状態まで進化して、周辺に新しい町が建設されて都市国家の様相を呈している。


 特にエジプトエリアではナイル川沿いに南下してアスワンまで進出し、各地で都市開発が行われた。

さらにナイル川東側から紅海沿岸に至るエリアにも開拓地が広がって、砂漠らしさは殆ど無くなっていた。

 農業エリアとして緑地化を進めてきたアフリカ北部砂漠地帯は、今ではアルジェリアからチュニジア辺りまでの地中海沿いまで緑地化され、広大な農業エリアになっている。

 20以上のエリアに分割され、それぞれで栽培されている作物が違うが、地平線の彼方まで続く穀倉地帯となっている。


 野生種の牛などを労働力の補助として使っているが、一部のエリアでは品種改良された牛や羊、豚などによる酪農業も進められている。

 このまま品種改良を進めて行けば、松坂牛や神戸牛などの和牛に匹敵する品種も生み出せるかもしれない。

 松坂牛のステーキなんて食ってみたいものだ。


 穀倉地帯で作られた作物や専用の工場で加工された肉類は、世界各地に輸出されるまでになって、特に干ばつや水害等により食糧不足となった場所へは優先的に輸送され、救済活動に使用されている。


 また、エーゲ海文明エリアと東ヨーロッパエリアは、アフリカ大陸からの移住者の流入と住民の生殖行為による人口増加により次第に西へと拡大を続け、東ヨーロッパエリアはヴォルグラードからモスクワ・キーウ辺りまで、エーゲ海文明エリアはテッサロニキからブルガリア・ルーマニア・ハンガリー・オーストリア・スイス・イタリア半島をエリアに加えた。

 テッサロニキなどの街並みは現代の様に色鮮やかな家々が立ち並び、俺の目から見れば異国情緒あふれる素晴らしい感じに発展している。

 それぞれのエリアで土地の性質に合わせた農作物が作られ、人々の生活も豊かになって良い笑顔が見られ、とても気持ちが良い。

 作られている農作物は穀物、特に小麦、大麦、トウモロコシなどが多く、穀物以外では、テンサイとヒマワリ、ナタネ、馬鈴薯や各種野菜となる。

 わりと食感や味など、現代の物と近く感じられ、現地料理も進化しているから楽しんで食べている。


 ブルガリアやルーマニアなどは現代と同様に乳製品、特にヨーグルトなどの発酵商品に力を入れているようだ。

 某アニメで有名なヤギのチーズもスイス地方で作られていて、独特な風味で人気がある。

 俺も何度か食べさせてもらったが、文句なく美味かった。



 どの地域もさらに発展して行けば、それぞれの地域性が出てくるだろうから、観光地としても楽しみだな。


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『エマージェンシー! エマージェンシー!!

 UFO進入を探知!

 銀河中央方面より地球に向け急速接近中!

 人口衛星軌道到達まで約300秒!

 防衛体制を第1種に移行!!

 各セクションは迎撃準備!!』


 突然、マリアからの緊急通報が発せられる。

 これまでも地球には頻繁にUFOが接近してきたが、今回は今までとは様子が違うようにマリアは感じた。

 今まで飛来して来たUFOと同じ星から来たと思われるが、その中のどのグループに属しているのかまでは判らない。

 穏健派が来る分には問題ないのだが、この異常な接近速度から過激派のように思えるのだ。

 この5千年間で地球の防衛について、出来る限りの整備を行ってきた。

既に、ある程度は対応できると考えているが、未だ実戦経験がないので一当てしてみないとどうなるか判らない。


『UFO、200秒圏内に接近。

 基数は“1”。

 防空体制を“1”に移行します。

 地対空ミサイル、マスドライバー、発射準備。

 マイクロ衛星のレーザーシステム待機中。

 各都市に避難勧告を発令!!』


 防衛体制はデフコンとも呼ばれ“1”~“5”に分類される。

 通常はデフコン5であり、状況に応じて順次“4”~“1”へと上げられる。

 これに対して防空体制は3段階になっていて、通常は“3”になる。

 これが“2”になると警戒態勢になり、情報収集の強化、各種防衛兵器の発射準備、住民の避難開始等が始まる。

 今までと同じように地球上の観察だけですんだ場合、住民が完全に避難してしまうと、その方が異常に感じられてしまうので、アンドロイドとヒューマノイド達に偽装工作として町の中で活動してもらう事になっている。


 今回は太陽系内に張り巡らされた監視衛星ネットワークで探知できなかったようで、どのようにUFOが侵入してきたのかが問題なのだが、解明するのはこの状況を乗り越えてからの事になるだろう。


 防衛システムとして配備されている地対空ミサイルやマスドライバーは大気圏外からの観測では判らないようにカムフラージュされており、発射の寸前まで存在を知られる事は無いだろう。


 衛星軌道に配備されているマイクロ衛星は最大幅2m程度の不規則な形のスペースジブリに擬態した攻撃衛星だ。

 大きさの割に強力なレーザー砲を2門装備していて、10mクラスの隕石も破壊できる。


 地上に配備されている地対空ミサイルは、ほとんどロケットのようなものだが、メインエンジン外周にブースターを6基装備した1段式で、最高速度14km/sを出す事が出来る。

 まあ、搭載燃料の制限から有効射程距離は成層圏上部までとなっているので、進入してきたUFO向けの兵器だ。

 弾頭は非放射性物質を使用したものながら、威力は10メガトンクラスになる。

 どこかの決戦兵器の世界で使われていたN※爆弾と似たようなものだが、かなり小型化されていて扱いやすい物になっている。


 同じく地上に配備されているマスドライバーは電磁加速器を使ったレールガンの一種で、5~50メガトンクラスの弾頭を20km/sの初速で、最大射程で月軌道まで打ち上げる事が出来る。

 状況に応じて発射する弾頭を変更する事になるが、大砲と同じで発射後の細かい誘導が出来ない事から、衛星軌道より遠くの目標への命中率は余り良くない。


 最後の手段として全周バリアーが有るが、これを使うと衛星軌道より外側の情報が得られなくなるので、本当に最後でなければ使えない。


 何れにせよ、戦闘が始まってしまえば地球に対UFO戦力が有る事を知られてしまうので、今後の戦略も変更を余儀なくされる事になる。

 こんな事なら、大型戦艦でも作っておけばよかったかもしれないが、隠しておくことも出来ないから、やっぱり無理だよな。


『UFO、100秒圏内に接近。

 現在のところ、接近中の1基以外確認できず。

 地対空ミサイル、マスドライバー、発射準備完了。

 マイクロ衛星のレーザーシステム自動追尾中。』


 マリアの声も心なしか緊迫しているようだ。

 観測通り、UFOが1基だけなら対処も出来るけど、もしも隠れているUFOがいたら、どうなるか分からない。

 もっとも、あのUFOを撃破したとしても、UFOからの連絡が途絶えて帰ってこなかった時点で捜索が行われるだろうし、地球側の攻撃によって撃破されたと判れば、さらに大きな戦力で攻撃してくることが考えられるので、詰みのような気がするのだが。

 いったい何をしに来たのか。


『現在のところ、太陽系外からの増援は認められず。

 第2防衛圏周辺にもUFOの機影は確認されません。

 ステルス型攻撃衛星が攻撃位置まで移動完了。

 レールガン発射準備完了です。

 攻撃開始時点で全周囲に妨害電波を発射します。』

五千年の年月が過ぎて、ついに宇宙戦争の勃発?になるのでしょうか。

世界中で順調に文明が発達してきている状態でのUFOの敵対的行動。

状況によっては太陽系外の存在に地球の状態がバレてしまう事になるでしょう。

さて、今まで戦争といった物を経験していない人類はどうなるか。

少し流れも変わって来るかと思われますが、これからも宜しくお願い致します。

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