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人類改造記:現代のおっさんと未来の人工知能が人類滅亡回避で2人旅  作者: 東風
第4章 紀元前五千年にジャンプ!!
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第1話 紀元前五千年まで時間は進みました!

 あまり変化がない状況が続くので、一気に紀元前五千年に飛ばします。

 世界の人口も増え、文明的にも一定の繫栄を迎える状況で、免疫遺伝子の解散・定着に奔走する主人公ですが、ぼちぼち地球外からの影響も出始めるかな?という感じですね。

 宗教的な物は余り広めずに、世界平和を目指して改革を続けます。

 さて、俺はいくつになったのでしょうか?

 マリアの状況は?

それでは、まったり生活の日々にお付き合いください。

 もう地球上を何週廻ったのだろう。

 気が付けば元の世界観でいうと紀元前五千年頃になっていた。

 初めて縄文時代に着いた時から、凡そ六千年位経った事になる。


 この間に世界中の拠点エリアは単体の町程度の規模からいくつかの町で構成された郡程度の規模に発展し、村や町といった外観は都市と呼んでも良い状態まで進化して、周辺に新しい町が建設されて都市国家の様相を呈している。


 特にエジプトエリアではナイル川沿いに南下してアスワンまで進出し、各地で都市開発が行われた。

 さらにナイル川東側から紅海沿岸に至るエリアにも開拓地が広がって、砂漠らしさは殆ど無くなっていた。

 農業エリアとして緑地化を進めてきたアフリカ北部砂漠地帯は、今ではアルジェリアからチュニジア辺りまでの地中海沿いまで緑地化され、広大な農業エリアになっている。

 20以上のエリアに分割され、それぞれで栽培されている作物が違うが、地平線の彼方まで続く穀倉地帯となっている。


 野生種の牛などを労働力の補助として使っているが、一部のエリアでは品種改良された牛や羊、豚などによる酪農業も進められている。

 穀倉地帯で作られた作物や専用の工場で加工された肉類は、世界各地に輸出されるまでになって、特に干ばつや水害等により食糧不足となった場所へは優先的に輸送され、救済活動に使用されている。


 また、エーゲ海文明エリアと東ヨーロッパエリアは、アフリカ大陸からの移住者の流入と住民の生殖行為による人口増加により次第に西へと拡大を続け、東ヨーロッパエリアはヴォルグラードからモスクワ・キーウ辺りまで、エーゲ海文明エリアはテッサロニキからブルガリア・ルーマニア・ハンガリー・オーストリア・スイス・イタリア半島をエリアに加えた。

 テッサロニキなどの街並みは現代の様に色鮮やかな家々が立ち並び、俺の目から見れば異国情緒あふれる素晴らしい感じに発展している。

 それぞれのエリアで土地の性質に合わせた農作物が作られ、人々の生活も豊かになって良い笑顔が見られ、とても気持ちが良い。

 作られている農作物は穀物、特に小麦、大麦、トウモロコシなどの多く、穀物以外では、テンサイとヒマワリ、ナタネ、馬鈴薯や各種野菜となる。

 わりと食感や味など、現代の物と近く感じるから、現地料理も楽しんで食べている。


 ブルガリアやルーマニアなどは現代と同様に乳製品、特にヨーグルトなどの発酵商品に力を入れているようだ。

 何度か食べさせてもらったが、文句なく美味かった。


 どの地域もこれからそれぞれ地域性が出てくると、観光地としても楽しみになるんだろうな。


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 そう言えば、この間に新しい開拓地としてオーストラリアに2箇所とアフリカ東部と西部に各1箇所の拠点を作っている。


 オーストラリアはダーウィンの南東300km位にあるカカドゥ国立公園から南にある高地とブリスベン西部の高地に中規模の町を造った。

 最初はノーザンテリトリーに拠点を作りたかったが、海進の事を考え少し南に入った高地にするとともに、東部にも拠点を作った方が良いだろうとマリアに言われたのでブリスベン側を選んだのだ。

 オーストラリアに人間が移り住んだのは紀元前5万年頃らしい(説によっては12万年位前?)。広大な大陸なのでそれ程の人口密度ではないから、カカドゥ国立公園南高地の北側斜面の地下を掘り抜いて、全長数kmにおよぶ洞窟状の居住区を作った。

 ここを主拠点にオーストラリア全域を統括する。

 内部は4階層になっていて、隅々まで換気できる自然換気型になっている。

 照明は高地の最上部に偽装されて設置した集光器から光ファイバーにより届けられ、外の昼夜の時間のまま暮らせるようになっている。

 収容人口は1万人を想定している。


 ブリスベン西部高地にも地下居住区を建設し、副拠点として整備した。

 内部構造はカカドゥ国立公園側とほぼ同じで、収容人口は5000人だ。


 どちらも必要に応じて拡張できるようになっているので、人口が増えても大丈夫だろう。


 住民についてはオーストラリア全域に監視ドローンを放ち、見つかった集落から住民をこちらに移住させるように指示を出しておいたので、ボチボチ集まって来る事を期待している。


 アフリカ東部エリアはケニアのモンバサから北西に入った高地で、半径千kmを統括するエリアの拠点として整備した。

 又、アフリカ西部エリアはギニアのコナクリから北東130km位の場所で、こちらも半径千kmを統括する拠点とする。

 どちらも現状は、オーストラリアと同じような洞窟状居住区となっているが、住民の増加を待って再整備を行うつもりだ。

 人類発祥の大陸だから、全域ではそれなりの人口が暮らしているのだけれど、小さな集落で暮らしているものがほとんどなので、拠点に集めるのが大変なんだよな。

 まあ、それ程慌てる必要事もないのでゆっくり集めて行こう。


 因みにオーストラリアのカカドゥ国立公園エリア担当は№28“キング・ジョージ”、ブリスベンエリア担当は№29“クック”、アフリカ東部ケニアエリア担当は№30“カリウキ”、ギニアエリア担当は№31“オスマン”とした。


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 さて、今、俺は一人で海釣りをしている。

 場所は21世紀でいう所の埼玉県川越市小仙波町あたりにある岬のような場所だ。

 天気も良く、海風が気持ちよい海面から5m位の高さで、時々波しぶきが上がったりしている。

 これでクルーザーでもあればトローリングも出来るんじゃないかな。


 縄文海進時に海岸線で一番内陸に入るのは、東側が奥東京湾で西側が古入間湾になり、今俺が立っている場所は古入間湾の西側の奥になる。

 だいたい今位が、縄文海進が最大になっている時期に当り、関東地方も埼玉台地辺りまで海岸線が侵入して来ている為にこんな場所で釣りをしている訳だ。


 俺は、ここしばらくは日本国に戻っていて、海進による影響の確認を行っている。

 縄文海進という事象は本などから情報として知っていたけれど、実際に自分の目で見てみると中々印象が違っていて、こうなるんだという感が強かった。

 本当に川越まで海になっていて、初めて埼玉台地から海を見た時は、感動ものだったけれどね。

 貝塚が出来ただけあって貝が豊富に取れて、シジミとか牡蠣が食べられるのがうれしい。

 この前は船で沖に出た漁師が、マグロを釣って来たので驚いたね。

 この時代にマグロって獲れるんだと初めて知ったよ。

 その時のマグロは寄生虫が怖かったのでマリアに頼んで急速冷凍してもらい、解凍してから刺身にしたり、握りずしも作って食べてみた。

 美味しゅうございました。


 こんな場所まで海になる事を予想して邪馬台国の首都「江戸」を初めとした各国の町を高台に作っておいて良かったよ。

 まあ、21世紀だったら海のない埼玉県にいるはずが、目の前に海岸があって、その場から船に乗って漁に出られるのだから、便利というか何というか。


 そう言えば、元の時代の埼玉県では、なぜかサーファーが多かったな。

 海が無いのにどうして車にサーフボードを載せているのか不思議だったけれど、こんな状況だったら、何の不自然さも感じ無かったのだろうけれど、そうしたら東京都も無かったのだろうね。


 そんなしょうもない事を考えていたら醤油味で固焼きの草加煎餅が食べたくなったな。

 減台ならインターネット通販で日本中のお菓子を取り寄せる事が出来たから、草加煎餅や銚子のぬれせんべいなども良く食べる事が出来た。


 実を言えば、煎餅の類は既に存在する。

 もともと縄文時代には栗や里芋などをすりつぶして一口大に焼いた物や、弥生時代になると穀物類で出来た煎餅も有ったようだから、米を作っている今の状況ならあっても可笑しくはないはずだと考え、米が出来るようになるとすぐ、米の加工品である煎餅などは作らせてみた。

 ただ、日本各地で適当に作り方のレクチャーを行ったら、出来上がった物は殆どがアラレに似たものになってしまい、円形の煎餅とは少し違ってしまった。

 何故こうなった?

 まあ、アラレもお茶うけに良いけれどね。

 その内、普通の煎餅も出てくると思うので、こちらから教える事はしていない。

 塩せんべいに海苔煎餅、激辛煎餅なんかも有ったよね。

 南部煎餅もピーナッツ入りが好きだった。煎餅汁も良いけど・・・。


 通販の良い所は、実際に現地に行かなくても名産品が手元に届く所だろうね。

仙台の牛タンを食べたり、北海道の銘菓を買って食べたりと、大抵の銘菓も食べる事が出来たのだから便利なものだったな。

 多分マリアに頼んだら作ってくれるかもしれないけれど、その内自然に作られるのではないだろうかと期待して、レシピの公開などはしないようにしている。


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 地球周辺に飛来していたUFOについて、この5千年に渡り観察してきたが、目的について少しずつだが分かってきたところだ。

 通信内容を分析してきた結果、目的別に3つの集団に分類されるようで、ざっと書き出してみると、


 1.地球を植民地化しようとしているグループ

 2.地球を観光地化しようとしているグループ

 3.地球を発展途上国として見守ろうとしているグループ


となる。

 どのグループもオリオン座β星のリゲルを母星としているようだが、何処の世界でも派閥という物は発生するようで、わざわざ地球くんだりまで来て派閥争いをしているようなのだ。

 一応、第1のグループを敵対グループ、第3のグループを友好グループとしてとらえている。まあ、第2グループは中立派かな?人を動物園か何かと間違えていそうだけれど。

 こちらとしては第3グループと連絡を取りたいところだ。


 万一、第1グループが主導権を握ってしまうと、こちらとしても防衛に全力を傾ける事になるので、最終的な落としどころがつかめなくなるから勘弁してほしい。


 この5000年の間に、太陽系外縁部まで1000基以上の探査衛星を飛ばし、太陽系を囲うように監視ネットワークを形成した。

 更に、この外縁部を第1防衛圏として、火星と木星の間のアステロイドベルトを第2防衛圏、地球の公転軌道を第3防衛圏として監視ネットワークを構築し、太陽系外部から侵入してくるUFOを発見、追尾するシステムの基幹となっている。

 最終防衛圏としてマリアが構築を進めていた防衛機構の内、地球全周を覆うバリアーは完成しているが、宇宙からの全エネルギーが封鎖されてしまうので、本当の最後の手段にしか使えないだろう。

 対宇宙攻撃兵器も地上発射型のレーザー砲は大気による減衰率が大きくなるため、あまり効果に期待できない。

 衛星発射型レーザーはかなりの威力を出す事が出来るようになったが、UFOに対して実際に使用した事が無いのでどの程度効力が有るのかまだ判らない。

 他には電磁投射型の実体弾とし通常ものと核弾頭装備の砲弾も配備されている。

 某アニメに出てくるような単座戦闘機は実際の戦闘力としては余り期待できない事がシミュレーションで判ってしまった為、残念ながら実用化されなかった。

 当然、第2次世界大戦など起こっていないので、戦艦大和も存在しないから、宇宙戦艦にもできない。

 まあ、どうせ作るなら古のSFからス〇イラークシリーズかロー〇ンシリーズの球形船の方を作るだろうけれどね。

 いちいち攻撃の為に方向を変えないといけないのは非効率だよな。

 たしかギャ〇クシス級ウルトラ戦艦が直径2、500mでイ〇ペリアル級が1、500m、ヴァ〇ロンのスカ〇ラークは改造後で10、000km超えだったかな?

 流石に10,000kmは大きすぎるか。地球より少し小さい位だものな。

 でも、超弩級戦艦は男のロマンだと思う。


 今の所そんなものは作れないので、相手に探知されないようなステルス性の小型衛星を使っているので、なんともコソコソ感というか貧乏くささを感じてストレスがたまるんだよ。

 敵対しない事が判れば助かるんだけどな。

前章から五千年の年月が過ぎました。

それぞれのエリアでは独自の文化的特色も出てきて、作られる産物にもその土地ならではの物が作られるようになってきています。

地球全体の人口も順調に増えてきて、この状態で、戦争らしいものが一度も起きていないのが良いのか悪いのか判りません。

万一地球外生命体との戦争が起きた場合、完全に平和ボケしていて使い物にならないのではないかと、今から心配です。

どこかで宇宙軍的な物を作らなければならないのでしょうか。

これからの流れで色々出てくると思いますので、宜しくお願い致します。

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