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2012.01.27【昨夜のおれはナポレオン】その1《入院生活の中間まとめ①》

朝からうだうだやってます。暇人です。社畜となった今のおれにその時間を分けてくれ(笑)


2017.05.20

日付変更を勘違いしたままの投稿だったので訂正しました。

3:50

 うーむ、起きてからⅠ時間もたつのに本日のタイトルが思いつかない。「睡眠障害なおれ」…駄目だ、昨日とかぶってしまう。

 それじゃ「昨夜はナポレオン」彼が3~4時間しか眠らなくても活躍したことにあやかるかな…いらん誤解を招きそうだけど結構気に入った。


4:05

 やっとの事でタイトルが決まった。2:45ぐらいに目が覚めて、コーヒーを飲みながら雑談。

 頭がスッキリしてきたところで本日のタイトルをひねり出す。


4:10

 では、恒例の睡眠記録。

  20:30  服薬

  21:30前 に落ちる。

    この間  中途覚醒なし!しかし…

   2:30  バチッと目が覚めてしまう。

    この間  布団の中でうだうだ。

   2:45  とりあえずトイレ。仲のよい長期入院患者のHケンと会う。

         「起きる?」と尋ねてみると、起きるとのこと。

         自分も洗顔して寝癖を整え、着替えを済ませてホールへ。

         マイコップを忘れて戻り、記録をつけていたら今度は修正テープを忘れた。

         朝一番は忘れ物が多くて行けない。



 入院期間も半分を過ぎてきたので、断酒ノートにどんなことを書いていたのかまとめてみる。

1/10

 ○睡眠記録。

 ○コーヒーうめぇ。

 ○電池シェーバーが壊れて、しかも三連休で風呂に入れず。

 ○ヒゲが剃れなくて気持ち悪い。

 ○過去の大失敗を掘り返す。失敗の陰には必ずと言っていいほどアルコールがある。

 ○よって、アルコールは自分の人生、身体を破壊するものである。

 ○製造業派遣で働いたことにより、全力で仕事をしなくても良い世界があると知った。

 ○連続飲酒→失職→就職→機会・常習飲酒→連続飲酒→馘首→自暴自棄→さらなる連続飲酒

  →もうどうにでもな~れ→食欲減退→栄養失調→脱水症状→先生助けて。

 ○連続飲酒と失職により、社会的にマズい。

 ○自分の生活を破壊するアルコールは、まるで悪霊だ。


  ↑

 

 最後の一文が大きなきっかけとなって、


  ○悪魔のように誘い込み

  ○悪霊のようにとりつき

  ○そして全てを破壊する


 と、アルコールの正体に迫る切り口ができた。さらに、

  ○やはり敵だ。敵以外の何物でもない。

 と認識。


 ○外出許可が出ていて意外に感じた。



1/11

 ○前夜の睡眠記録。

 ○タバコ待ちの行列を見て冷笑。

 ○敵を知り、己を知っても百戦軽んずべからず。

 ○文房具購入、ボールペン2代目に引き継ぎ。

 ○主治医に「アルコールは敵と認識しました」と言えた。

 ○T嬢と知り合う。

 ○胸部及び腹部レントゲン、脳CT。



1/12

 ○睡眠状況

 ○「自分が救われると言うことは他の人を救うことの中にある」を実感。

 ○精神患者が我先とばかりに食事を取りに行く状況を冷笑。

 ○考え事は表に限る。

 ○アルコールから逃げずに戦う。戦うのならば負けない。

 ○多品目の材料を使った食事に感謝。

 ○院内例会に思い切って参加。復帰予定を宣言した。

 ○アルコール依存症患者①~⑥のパターン。



1/13

 ○睡眠状況

 ○アルコールから逃げない、戦う、相手の攻撃は弾く。

 ○失ったもの、得られなかったモノを数えるのはもうやめよう。

 ○少なくてもいいから手持ちの駒で勝負しよう。

 ○過去を振り返るのは大切だが、拘泥してはいけない。

 ○遠い未来じゃなく、近い未来を見ていこう。

 ○朝からカップ麺、朝食は基本だね。

 ○双極性には休養が必要なのかなあ?

 ○今までの退院後の行動パターン。

 ○自己分析と敵の正体について。

 ○酒害体験の掘り起こしとアルコールに対する認識の変化。

 ○日々の勝敗ライン。

 ○今まで生き延びている理由を考察。

 ○今回の入院は「本気」だと認識する。



1/14(休日外出第1日目)

 ○アルコールは敵だ(スローガン)

 ○睡眠状況。

 ○断酒会の思い出。

 ○通院の必要性。

 ○ストレス発散の方法。

 ○ストレスが一定量を超えると飲酒欲求が始まると認識する。

 ○1回目の外出のまとめ。

 ○筋肉少女帯とピチカートファイブ。

 ○歩くのは良いことだ。

 ○片付け前のアパートの状況について。

 ○片付け中に改めてアルコールは破壊者でしかないと認識する。

 ○社会駅信用を築き始めたのの壊してしまって反省。

 ○今回の離脱及び脱水症状の詳細。

 ○自分の足でやっとの思いで外来を受診したこと。

 ○眠剤を服用するのを我慢して母親の来訪を待ったこと。

 ○母親に説教されたが入院保証人を引き受けてもらったこと。

 ○眠剤のおかげで三日ぶりに眠れたこと。

 ○四日ぶりの食欲。

 ○三週間ぶりの風呂と髭剃り。

 ○外来に迎えに来てくれた看護師を憶えていない。

 ○久しぶりに食べた まともな食事。

 ○回復したのは自分の肉体が強靱なのではなく、医療のおかげだと感謝したこと。

断酒ノートをつけていたから、いろんな気付きがあったのかなあ、と思います。

過去の記録を読むと、その当時の気持ちを思いだして初心に返るような感覚にもなります。

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