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2012.01.20 【中間報告】その二 《衝撃的な話を聞いても日常は流れていく》

この日は、息子を亡くしたO女史の話が心に刺さってしまって午前中は何も書けずじまいでした。

だらだらと量だけは書いていますが、流れゆく日常をだらだらと記していて、

内容がないような文章になっちゃってます。

一二時二〇分


 では、とりあえずは昨夜の睡眠状況から。

二〇時三〇分  服薬

二一時〇〇分  ちょいすぎ?に就寝。

 一時〇〇分  中途覚醒。チョコレートを食べてしまった。

 一時三〇分  眠れないので、追加眠剤をもらって、まもなく落ちる。

 三時四五分  時計をどう見間違えたのか、四時三〇分と勘違いして起きて、

        洗顔、歯磨きをする。あらためて時計を見てびっくりする。

 三時五五分  ホールに行って、本日のタイトルだけ書くが、追加眠剤でもらった

        Aバンが残っているせいか頭がぼーっとして書き物をする気が起きず、

        椅子に座っていたらO女史が起きてきて世間話が始まる。


 世間話から身の上話になり、O女史の話を拝聴していて涙が止まらなくなった。とても書き物をする気分になれず、そのまま検温、朝食をとり、前頁の部分だけ書き記す。

 朝食後、ナースステーションの無人を確認してカップスパを食べて満腹感を得る。その後、ホールにてO氏、S氏、O女史、T女史といったメンバーで談笑し、喫煙タイムを待つ。

 喫煙可能時間になったので、外来待合室をぐるっと回ってみたら先日退院したTさんがいたので声をかけてみたが、ヘッドフォンで自分の世界に入っていたようなので外来の喫煙所で一服した。名も知らぬ外来の女性患者と適当におしゃべりもして室内に戻ったら、診察室五番の前にTさんがいたので少し話をした。

 退院後に酒を飲んでいないことは一目見てわかったので安心した。本人も断酒買いに行ってみたいが、車などの足がないのと、なかなか最初の一歩が踏み出せなくて断酒会につながれないようだ。

 そりゃそうだ、うん。この当たって砕けろ精神のおれだって緊張したんだもん。


 その後、グループミーティングをして一服しながら休日の過ごし方について考え、病棟にてそれらをまとめた。またすぐに表に出ようかと思っていたけど、中央ロビーを通りかかったらY氏がいたのでしばし雑談。

 彼も33歳でおれよりも若いが、自分と同様にアルコール依存症という病気と過去のトラウマがなかなか消えずに苦しんでいること、家族に見放されたという気持ちに陥って苦しんでいることがわかった。


 昼食前の元気ダウン体操(看護師に見られたら叱られちゃうw)の音楽から逃れるように階下に降りてまた一服。

 昼食は柏山菜そば、白和え、浅漬け、フルーツヨーグルト。二〇分かけてゆっくりと、よく噛んで満腹中枢を刺激して食事を終え、午後のコーヒーを飲みながらこの雑記を記している。今日は雪が降っていて寒いが、今は冬なのだから寒くて当たり前だし、たまには雪ぐらい降るだろう。

「これで、いいのだ」


一三時一〇分

 昨夜、ふと思いついてベッドの上で10分間ほど正座をしてみた。

 もちろん、すこしずつだけかじった剣道・弓道を思い出しながらのきちんとした正座だ。

 これはいいかもしれない。背筋も伸びるし、精神統一にもなる。

 一日一回、緩い格好に着替えた時にやってみることにしよう。

 さて、これから風呂だ。一番風呂だし、熱くして入ってやろう。

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