2012.1.18 【宣戦布告】その三 《前を向こう 本気でやろう》
冒頭にまた何様が出没します。
姿勢について考えていたようです。
手持ちのカードが少ないことを再自覚します。
でも自分自身に恥ずかしくないようにしていこうなんて、殊勝なことを考えていたようです。
一六時四五分
やはり書き物をしていると時間がたつのが早い。
そういえば、今朝九時の外出者チェックは担当看護師のTさんで
「おっさんはゆるやかフィットネスやる?」
と聞かれたので、
「自己分析します!」
て言い切ったら
「あら、そう」
てな感じだった。
一八時二二分
夕食終了。食事中に気づいたことを書き留めておく。
「胸を張ろう」
夕食を食べ始めて、自分の背中が丸まって、背もたれにもたれかかっていることに気づいて、
「こんなみっともない格好でメシを食っていたら精神の患者と同じだ」
と思った。食事をしながら自分の立っている時、歩いている時、座っている時の姿勢がどうなっているかを思い出してみた。
立っている時と歩いている時は背筋が伸びているのだが、座ってテレビを見てる時、食事をする時は背もたれにもたれたり、背筋が丸まっている。その後は背もたれから腰と背中を話して背筋を伸ばして食事を続けた。
「背筋を伸ばして胸を張っていこう」
ということは断酒ノート№1でも触れて、付箋まで貼った「今後のテーマ」と絡んでくるな。と、気付いた。
背中を丸めていると自分の足下。つまり下しか見えないが、背筋を伸ばして胸を張っていれば前が見える。
断酒ノート№1の一月一七日に書き込めずにいたモチベーションの維持方法とこれからの人生の方針の三番目を見つけた。
持ち物は少ないけど、
自分に対して恥じないように、
胸を張っていこう
やはり、服装にしても自由時間にしてもほどよい緊張感を持てる環境にする、ということを入院生活の方針にしてよかった。おかげでいろんなことを発見したり、気付くことができた。
Oさんが双極Ⅰ型で再入院してきた。双極の波の下端で希死念慮が出たので入院したらしい。
「おっさん、今回はマジメだねえ。前回と全然、雰囲気が違うよ」
とのありがたい指摘を受けた。やはり、ガチで物事に取り組むと、その人間が持つ雰囲気が変わるらしい。
今回も連続飲酒に陥って入院してしまったが、現在の自分には自分で好感を持てる。逆に、三回目の入院時の自分と留置場に入っていた時の自分のことを考えると、自分で過去の自分をフルボッコにしてやりたくなる。
やはり今回の入院は人生の転換期、ターニングポイントなのだろう。
あるいは、まっとうな人生を取り戻すラストチャンスなのかもしれない。
一九時一八分
今日は難しいことを考えるのはもうおしまい!
リラックスできる格好に着替えて、乾燥ワカメをもぐもぐしながら眠剤服用時間までお気楽ごくらくな気分に切り替えてすごそう。
気にくわないと思っていた同室のO氏とS氏とも雑談を交わしてみたらいい雰囲気になった。とりあえずコミュニケーションはとってみるものだな。自分は意外とコミュ力があるのかもしれない。現場監督として働いた一〇年は無駄ではなかった。
一九時二四分
明日の日記のタイトルが決まった。ヒントは自衛隊だ。
あと、マジメに書くことのネタが一つ浮かんだ。
「本気で物事に~」
忘れないうちにメモしておこう。




