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2012.1.17 【自分は自分、他人は他人】その一  《そうはいっても他人が気になるようです》 《これもみっともないから本当は「なろう」に書きたくない分》

人間の小ささがにじみ出る文章です。

ついつい文章を直しそうになるのを我慢しながら書きました。

四時五五分

 とりあえず、昨夜の睡眠状況から行こう

二〇時三五分  服薬

二一時〇〇分  ぐらいに就寝

 二時四〇分  中途覚醒。

        「なんでこんな時間なんだよ~」

        と思いながらも寝てみたら寝付けた。

 四時四〇分  目覚める。ベッドの上で起き上がったら同室のK君も起き上がってた。



 彼にまだ眠気が残っていて、寝るつもりでいるのなら騒音を立てては申し訳ないので

「起きちゃう?」

と、小声で尋ねてみたところ、

「起きます」

との返事があったので昨日のお湯に忍者みたいに着替えるのではなくて普通に着替えて、ベッドも毛布と布団のカドをピシッとそろえて、この日記だか手記だか雑記だか断酒ノートだかわからない(笑)ノートセット一式とコーヒーセット、タオルをもって部屋を出た。

 もちろん、扉の開け閉めは

「そろーっと」

ではなく、

「ガラガラガラ」

とやったが、最後に「ガチャン!」と閉めると周りの部屋に迷惑がかかると気づいたので最後は

「カ チャ」

と閉める。同室のOの馬鹿野郎に中途覚醒の苦しみを味わわせてやるのだ。中途覚醒とまでは行かなくても、睡眠の質を悪くしてやる。あの二時〇〇分にうるさくして中途覚醒させられた恨みは大きいぞ。

 彼に対しては日常生活面では普通に接して、昨日みたいにリネンをセットできなくて困っていたら手伝って親切なふりをしたりしているが、奴と他の依存症患者のSは体調が戻ったら飲むことしか考えていない唾棄すべきものである。


 昨日の夕方、食道ホールにて例のOとSが

「なんだか、四時半ぐらいからお勉強してるみたいなんだわ」

と、少々小馬鹿にしたような言い方でしゃべっていた。四時半ぐらいから書き物をしているのは自分とK君ぐらいしかいないので自分の陰口を言ってるんだと言うことはすぐわかったが、その場は華麗にスルー。

 陰口でいっているのか、あいつらはたいしたもんだということで話題になっているのかわからないが、噂話の対象が食道を通過して自分たちの目の前を通り過ぎているのに話を止めないってことはおれに嫌味を言ってるのか。

 いや、それはない。アルコールであれだけ脳も身体も破壊された連中がそんな高等テクニックを使えるわけがない。やはり脳がブッ壊れているから自分がおかれた状況を認識することもできず、何事にもコントロールがきかず、反省のはの時もなく、アルコールに完全に支配・呪縛されているために、もうじき命も奪われてしまうのだろう。


 本日の表題につけたとおり

「自分は自分、他人は他人」

と言う方針で入院したのだ。やる気のない奴、自分を省みることなく他人の悪口、批判、嫌味を言ったり、他人のことを貶めるようなことばっかり言ってる人らのことなんか知ったこっちゃあるかと行った気持ちである。

 K君のようにアルコールをやめたいという意思を持った人なら共闘する気になるが、そうでない人間は

「勝手にすれば?」

といったところである。ほとんど間をおかず三回も入院した挙げ句、反省したり、自己批判や自己分析をすることもなく、のんべんだらりとした入院生活をおくり、他人を貶め、自分を語ることもせず、他人のあらばかり探している人間が今日退院するが、彼が再入院するのは時間の問題だろう。

 アルコールかはたまたオーバードーズか、あるいはその二つの混合によるトラブルか。三つのうちどれかであろう。自分が入院しているうちに再入院してくるのではないかな。彼には熱意が感じられないし、目つきも本気の目つきではない。

 生活態度にしても、一日中ジャージ姿であるしなんだかだらしない印象を受ける。

「勝手にすれば?」

と感じる人間だ。まあ、今日退院するからどうでもいいだろう。


 でもまあいいや。他人のことなんかどうでもいい。

 ニヤニヤしながら観察して楽しむに限る。

 いちいちイライラするのが精神衛生上一番悪い。

やたら他の患者をディスっていますが、過去の自分を見ているような気分だったのかもしれません。


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