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2012.1.15 【敗者復活戦開始】その一 《毎日恒例の書き散らかし》

四時五〇分

 とりあえず昨夜の睡眠状況から。


二〇時三〇分  服薬

        数回中途覚醒あり

 二時〇〇分  Oの馬鹿野郎が何も考えないで扉を開け閉めしやがるんで目が覚めてしまう。

        追加の眠剤をもらうついでに看護師にどうにかしてくれと頼む。

 四時三〇分  Aバンの半減期は終わっていない時間のはずだよなあと思いながら

        起き上がってみたら足下がふらつかなかったので起床した。


 Oの馬鹿はともかく、K君を起こしてしまっては悪いので、サンダルも履かずにこっそりと着替える。

 トイレに行き、洗面所で寝癖を整え、さてホールに行くかと思ったところでカップを忘れたことに気づく。

 やっぱり朝イチはぼーっとしてしまいがちだ。また忍者のようにそろーっと部屋に入り、出て行く時も忍者のようにそろーっと扉を閉めてホールの机の定位置に陣取る。

 Aさんと朝の挨拶、世間話をして、話が切れたところで書き物を始めたら離れてくれた。Aさんは精神疾患患者では珍しく話が通じる氏空気も読める。朝イチの脳のウォーミングアップにちょうどいいや。こっちも残留眠剤とかあって頭が働いていない部分もあるし。


 さて、毎日恒例の「アルコールは敵だ」に関する文章を書く前に、今日の行動予定と工程を組んでみるか。


 一〇時〇〇分  までにはアパートに着くはず

         着いたらまず洗濯機を回す。

         天気がよさげなら布団・枕を干す。

         乾いてたら取り込んでたたんできちんと収納する。


一〇時三〇分  茶の間兼寝室のゴミ片付けに取りかかる。

         ゴミ袋を二つ三つ引きずりながらゴミを分別しながら集積する。


一一時三〇分  作業が終了していようがいまいがいったん作業中断。

         今日は味噌チャーシューメン定食にしようか。

         ご飯もおかわりしよう。これで満腹だ。


一三時三〇分  作業再開はこれぐらいの時間でいいだろう。

         作業といっても仕事じゃない。一時間きっかりじゃなくてもいいだろう。

         ゆるくいこう。六〇から七〇の力でいいのだ。


 本日の目標はゴミ・空き缶・食器をまとめて洗濯に布団干しまで。

 余裕があれば茶の間の物品の整理・整頓。



五時三〇分

 前頁を書き終えた。この調子ならば来週は害は記できるかもしれない。うれしい誤算で工程前倒しだ。でも、まあ、無理はしないようにしよう。

 あと、ノートが足りなくなりそうだから、これと同じようなノートを買ってくること。

 自宅からもってくるのは長袖Tシャツ二枚、カップ、昼間用のサンダル。


 昨日は一時外出でスーパーに買い物をしている時にうっかりアルコールコーナーに入ってしまっていたが、

「ふん、たくさん並んでらぁ。コンチクショーめらが」

と感じた。これは今までにはなかった感情だ。どっちかというと、

「うわ、アルコールだ。避けて通らなきゃ」

という感覚だった。やはりアルコールから逃げるような姿勢でなんとかかんとか断酒しようとしていたのだと思う。

 今回からアルコールを敵と認定して闘うことにした。だから前者のような感覚でいられるし、かえってその方が気持ちの上でもラクだし、精神的にぐらつくこともない。

 今回の飲酒は、天使のフリした悪魔の囁きに負けてビールに手を出して、いつものごとく坂道を転がり落ちて、自分一人ではどうにもならなくなって入院した。

 毎日毎日しつこいようだけど書く。自分の心に刻みつける意味もあるのだ。


 アルコールは悪魔で悪霊で破壊者であり、和解することが絶対に不可能な敵である。

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