断酒ノート№1 2012.1.13 【逃げちゃダメだ】 その四 《死ねない理由と生きる意味》
なぜいままで死ねなかったか、死ななかったか考えます。
ラスト部分は刺激的な文章です。差別的な表現もあります。マジR15です。
一六時四五分
入院して一週間がたって精神的にも落ち着いてきた。
自殺願望はどこかへ消えてしまい、手持ちの駒は少ないがそれで勝負していくしかないと腹も据わった。
連続飲酒→自殺願望がいままでに何回あったかわからないが、自殺もできず、脱水でも死ねなかった理由を考えてみた。
○本能による生への執着。
まずはこれだろう。脱水症状で肉体的につらく、病院にかかって治療をしてもらう。
病院にかかる時点で『生きたい』と思っている。ということだろう。
○見えない『何か』によるもの (神様、仏様、ご先祖様)
ネガティブに考えたら、
「まだまだ死なせないよ。もっともっと苦しみな」
ともとれるが、前向きに考えると
「おまえはまだやるべきことがあるのだから、いまは死ぬ時じゃない。きちんと生きなさい」
と、言われているのかもしれない。感情が乱れて、文字も乱れてしまった。
三途の川の堤防の手前まで行ってはみたけど、みんなして寄ってたかって追い返されたような状況だ。
四回も五回も追い返されている。
平均年齢を考えるとあと三〇年もある。何かやるべきことがあるのだろう。と、考えることにした。
今回ばっかりは言葉遊びではない。
一七時一〇分
皆とテレビを見ていたが、夕方のニュースでつまらないので雑記する。
本日、めでたくT嬢が退院した。とても心根の良い娘なので是非助かってほしいし、おれにとっても断酒会の
「自分が救われると言うことは他の人を救うことの中にある」
の一説を実感させてくれた恩人だ。どこの支部でもいいから断酒会につながってほしい。先輩方の気持ちが少しわかった。
自分も半年のあいだ頑張れた時期があるんだ。今度という今度は腹が違うんだ。絶対にやめてやる。負けないぞ。無条件降伏なんてもってのほかだ。
一九時三五分
同室になったK君としばらく話す。やっぱりお互いの体験談。グループミーティングどころか中央ロビーでも話せないようなことも飛び出した。
苦しいのは自分だけではないのだ。今日退院したOさんは飲む気マンマンだったけど、そういう人も苦しんでいるのかもしれない。自分だけではないんだ。せめて自分は負けないように闘おう。
今回は違うと何回も書いてきたが、今日のグループミーティングで自分で気づいたことがある。ミーティングにしても断酒会にしても、始まると自分の目つきが変わるのが自分でわかる。アルコールに関する文章を書いている時もそうだ。
今回ばかりは違うのだ。ラストチャンスだと本当の本気で実感しているんだ。自分の言葉に酔ったり言葉遊びをしないで率直に書いていこう。アルコールは和解不可能な敵なんだ。
一九時五五分
先日S氏と話をしていてうまいこと言うなと思ったことがある。自分が
「アル中は脳みその配線を間違えたようなもんですよね」
と言ったら、
「ああ、配電盤みたいなもんか。そのブレーカーを落とすと他のブレーカーも全部落ちちゃう。みたいな」
まさにその通り。やっぱり依存症仲間と話をしているといろんなヒントが出てくる。精神の患者と関わらないようにして正解だった。
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○イラッとしたことを書き散らかす。
生活保護で入院している精神患者の連中、人様が納めた血税で医療扶助、一日八〇〇円もの生活費(高すぎる。三〇〇円でいい)をもらい、食事代も税金で食ってるくせに勝手気ままに間食をして、病院で管理栄養士が
考え、調理場の職員が一所懸命作った食事を好き嫌いで残しやがる。たいていは肉好きの野菜嫌い。それでいて便秘だとか騒ぎやがるし。
あいつらの待遇はもっと下げて基本的人権ぎりぎりでいいんじゃねーの?まあ、おれは今回の入院では奴らのことは人間じゃなくて動物としか見てねーけどな。
…こんな文章、看護師に見つかったらそれこそ目の色代えて怒られるだろーな(汗)
でも、
あースッキリした。




