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ただ平凡に生きたいだけ。

それだけだ。なのに、神様はそれを許さない。

世の中は不公平なことだらけだ。

私は弱い。踏みつけられる雑草のように。

そんな私は何処へ行く?

家も財産も無くしたただの高校生は、

どこにも居場所なんかない。


そんな私の背中を押してくれる貴方は、

「笑顔を見せてくれればいい」

ただそう言って優しく頭を撫でてくれた。

太陽のように暖かい貴方は、

私に何もかも与えてくれる。

刃物のように鋭い目は、

私から何もかも奪う。


貴方は、私を捉えて離さなかった。


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