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第質章

水曜日・・・


大島大介は

里谷先生の話を聞いて青ざめる


渡辺義男に続いて柏木蓮も死んだ・・・

明らかに前田明をイジメた人間が死んでいる

1人死んだだけなら何とも思わないが

2人続けて死んだとなると話は別だ

しかも、こんなに短期間に・・・


ふと、あの手紙の事を思い出し

机の中に入れてあった手紙を取り出す

すると3通のうち2通が灰となって

ボロボロと床に落ちる

灰にならずに手に残った1通は

大島大介宛の手紙であった

「次は俺ってことか・・・」


大島は身震いする

鼓動も早く

ひたいには、あぶら汗がにじむ


「これは偶然なんかじゃ無い

アイツがっているんだ

前田明の仕業しわざだ!」

大島大介は確信する


その日は授業どころではなかった

これからどうするか必死に考える

どうすれば殺されないか・・・

どうすれば生き残れるか・・・


学校が終わると走って家まで帰った

そして自分の部屋に閉じこもり鍵を掛ける

「家から出なければ安全だ

誰も入ってこれないし危険もない。」


その日から大島は自分の部屋に引きこもった


学校にも行かず食事は運んでもらい

部屋から出るのはトイレと風呂の時だけ

1日の大半を部屋で過ごした


そんな生活をはじめて3日目の昼


昼食を済ませた大島はいつものように

テレビゲームをしていた。

すると突然、今まで経験したことが

無い程の激痛が襲う


リビングまで、なんとか歩き

母親に助けを求めたところで

大島は気を失った


気が付いたときは病院だった

緊急入院しベッドに寝かされていた

食あたり、らしい。

2、3日で退院出来るそうだ


病院は退屈だった

イジメる奴は居ないし

テレビゲームもない

飯もまずい

マンガを買って来て貰い

毎日それを読んで過ごした。

「まあ、これも数日の辛抱だ」

大島は早くもホームシックだった


予想よりも早く回復したため

予定よりも1日早く退院出来るようになった


退院を翌日に控えた日の夜

大島は、やっと退院出来るので嬉しかった

朝1番で退院出来るように準備は完璧だった


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