3-2 初のお仕事その2
今回もお読みいただきありがとうございます。
ですが、、、あの仕事というのが、、、
「あぁ?分からない?側付きの説明してないのか?お前ら」
「はい、、、昨日はお買い物を終えたあと、ミコ様はすぐに寝室で休まれてしまったようなので。。。」
「あ、、、す、、、すみませんでした!!!」
また元気よく謝ってしまってます、、、、
「側付きってのは、俺の傍に常に控えて、オレが必要だと思うことを、持ってきたり、持っていったり。ま、ざっくり言えば雑用だわ。ま、それなりに給与は払うし、辞めたくなったらオレに言ってくれれば。」
主様のお言葉を聞いて、わたしは少しホッとしました。雑用なら、拝殿でも色々とやっていましたから。
「ただし。裏切り行為がわかった場合は有無は言わさん。それだけ分かればいい。」
急に厳しいお顔になられて、わたしは背筋が凍りました。
「掃除はそこら辺のやつにやらせておけばいい。お前は俺の話し相手であり、ご飯食べる相手であり、常にオレの世話を焼くためだけの役目だ。」
話し相手、、、わたしなんかが主様とお話をしても良いのでしょうか。
「ちなみに、近いからか裏切り者が何人か出てるけどな!あははは!」
主様、、、笑い飛ばしていますが、そんなに怖いところなのでしょうか、、、
「ぬ、、、主様、、、あのえっと、、、私は何をすれば、、、」
「お前は俺のそばにいろ。我に妻はおらん!それくらいはよかろう!」
「え?あっはい。。。」
その日初めてのお勤めは、まず、女中の方々と一緒にお着替えをお手伝い。と、お昼ご飯と夜ご飯を主様と一緒に食べて、午後のおやつも一緒に頂きました。
お読みいただき、ありがとうございました。
ミコの初めてのお仕事、いかがでしたでしょうか。
主様から側仕えの説明を受けて、戸惑いながらも頑張るミコの姿を描きました。
次回更新は7/18(金)3:00です 次回もよろしくお願いします