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15−2 初めての
ゆっくりと肩をもませていただきます。
「このくらいの強さで大丈夫ですか?」
「うむ。ちょうどよい。」
主様の肩は、思ったより硬くなっていました。
「主様、とてもお疲れのようですね、、、」
「まぁ、国を治めるとはそういうことだ。戦ってるときのほうが遥かに楽だぞ。死ぬかもしれんがな。」
さらっと怖いことをおっしゃいます、、、
「ミコ。」
「ひゃい?」
「オレの肩をもんでくれると言った者など、お前が初めてだ。」
「そうなのですか、、、?」
わたしは少し悲しくなりました。主様はずっと一人で頑張っていらっしゃったのですね。
「わたしで良ければ、いつでもお手伝い致します。」
「そうか。ありがたい。」
主様の声が、いつもより優しく聞こえました。
「お前がいると、オレも甘えてしまいそうだな。クックック。」
「甘えてください!」
わたしは思わず大きな声で言ってしまいました。
「・・・。」
主様が何か呟かれたみたいですが、わたしには聞こえませんでした、、、泣




