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1-4 謁見

本作は、静かな宮殿を舞台にした、王と巫女の物語です。

ゆっくり進む関係と、奥に広がる世界をお楽しみください。


毎週 火曜・金曜 に更新しています。

「主様!!ご入場でございます!!!」

ガタ、、、ギィィ。。。大きな扉が開く音がします。

わたしは、ただひざまづき下を向いております。

コッコッ歩く音がします。

やがて、ドサッ 椅子に座るような音がしました。

「皆の者ご苦労である。」

「そこにひれ伏す女以外顔をあげよ。」

わたしは、、、顔をあげてはならないようで。多分わたしのことだろう。不安に駆られながら、そのままの姿勢を崩しませんでした。

わたしはそのまま場の雰囲気も重なり全く動けず

皆様が少しだけ動いた音はしましたが、、、やがて

「そこにいる女は例の女か?」 誰かに尋ねているようでございます。

「はっ!先日主様の側仕えとして、巫女の役割を解きこの場へお連れした次第でございます!」

言葉がなんかおかしい?話す方も緊張されているようでございます。

「そこにいる女、顔を上げろ」

わたしは動けません。

「そこにいる女!顔を上げよ!主様がお許しなされた!」

あ、、、わたしのことだ。たぶん

「あ、、、あのわ、、、わたしのことでございましょうか???」

恐怖で顔を上げられません。

「ふははは!!オレが余程怖いと見える。よい。この場での貴様の粗相の全てオレが許す。注意するもの、咎めるもの。我が許さぬ。よい。顔を上げろ。」

「は、、、あ、、、はい。わたしは顔を上げたら斬られますか?」

「無礼だぞ!!」 誰かが怒鳴りました。

「ん?斬らないぞ。それからお前うるさいぞ。」

「は!失礼致しました!!!」

第1章1-4 完

最新話です。ご覧いただきありがとうございます。

次回は来週火曜日に投稿予定です。

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