7-3
作者です
昨日は折からの体調不良と資格試験の勉強で更新作業を怠りました
今後はこのようなことがないように、十分気をつけます、、、。
申し訳ありませんでした
では、7-3をどうぞ
場が静まり返り、コツッコツッという靴の音が聞こえてきます。
一番重い扉が開きます。ギギーッ。コツッコツッ。
主様が椅子の前立ち座ります。ドサッ。
「皆のものご苦労。顔を上げろ。」
バッと顔を上げる音が鳴り響きます。うぅ・・怖いです。
「ミコ、顔を上げて奴らを見渡せ。」
主様が小声でこっそりとわたしにつぶやきました。
「貴様らに一つ伝えておくことがある!」
「はっ!」
「なにやら最近は景気のいい話がよく聞こえてくる。その大半は拝殿でのお祈りのおかげというものもいるらしいな。」
「その者共は、このミコに感謝するのだな。この者、自身の危険を顧みず拝殿での祈りで神の寵愛を一身に受け、そのありがたき恵みを我らに与えてくださったのだからな。」
ざわざわ
「それは確かにその通りではありますが!流石にこの女だけの功績とは!!」
「では何か?オレに文句があるというのか?拝殿でこの姿を見たものが、どんな姿で帰ったか知らぬと申すか?」
「そ、、、それは、、、、。」
「貴様、今しがた土地が潤っていると言ったばかりではないか。それは嘘か?」
「い、、、いえ!!そのようなことは決して!!」
「ではなぜ、この者への直接の感謝はこの場で言えぬ!オレは別にこの場で貴様の土地が潤ってることを、オレ以外の人間に感謝を伝えること禁止はしておらんぞ。」
「はっ!この度我らの土地は、とても潤い民はその恩に喜んでおりまする。領地の代表として感謝いたす。」ぺこり
「あ、、、え、、、いえわたしはなにも!」
「ミコよ。素直に受けてとっておけ。」
「あ、、はい。。。」
「ちっ、クズが。」ボソッと主様は言われたようでした。
「そこで、貴様らに申し伝えておく!昨夜の食事の配膳の際、我の命を狙った女中をわれは切り捨てた。そして、当然ながら近衛通じ調査を現在行っているところである。真実がわかり次第、皆にも伝えることをここに約束する!よいな!!」
「はっ!!!」
主様はわたしではなく、主様を直接狙ったのだとおっしゃいました。なぜですか?主様に危害を加えるなど、女の細腕では無理なのに。
わたしは、後でその疑問を主様に聞いてみようと思うのでした。
いかがでしたでしょうか?
いまだ体調不良は残っておりますが、
次回は金曜午前3時を予定しております。
今後も応援よろしくお願いします