4-1 初めてのお食事です、、。
ミコは、ついに主様と初めて正面でお食事をご一緒することになりました。
わたくしのような者が、果たして主様とお食事なんて...
うながされるまま、わたしはなんと…主様の正面に座ってしまいました…
わたしのようなものが…。
「ミコよ。どうした?お前はオレと一緒に食事を取るというのが仕事だったはずだ」
「はい。。。ですが、、、正面…。」
「なんだオレの正面に座るのが嫌なら隣にするか?」
「・・・!?め・・・滅相もございません!!」
「ハハハハ。わかっておる。まぁ緊張もするだろう」
「わたしは巫女でございますので、、その主様と一緒に食べる作法など」
「あぁ気にしなくていいぞ。食べ方汚ければ直せばいい」
「あのそういうことではなくて・・・」
「あぁ箸使ったことないのか」
「そういうことでもなくて・・・」
「ん?じゃぁどういうことだ?」
「わたくし、、、その、、食べるのが遅いですし、その主様とご一緒などやっぱり・・・」
「それが仕事だからな。一応給料出してるしな。気にするなワハハ」
「あの・・・はい。。。」
「なんだ?納得いかんか?」
「主様のようなご立派な方と、わたしがご一緒に食事など・・・」
「アハハハ!お前オレを見た時ちっさ!と思っただろう 何を今更!アハハハ」
「あ・・・も、、、申し訳ございません!!」
「いや、謝るの遅すぎるだろう ワハハ」
主様の前で、わたくしは緊張のあまり何を言っているのかよく分からなくなってしまいました。
「仕事だから」と言ってくださるので、頑張らせていただきます。
次回投稿は7/25(金)午前3時ですよろしくお願いします。