3-3 初のお仕事その3
今回もお読みいただきありがとうございます
本当にそれだけでした。わたし、、、何もしてない、、、
そして、わたしは翌日より朝食、昼食、夕食の3食をご一緒することになりました。
なお、手際が悪すぎてお着替えの時は、傍に控えて見てるだけとなりました。主様は怒るでもなく笑うでもなく、ただ、着替えの時は一切の表情を変えることなく、済ませておりました。
わたしは申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、きっと慣れれば上手になるはず、、、そう信じることにしました。
お着替えが終わりまして、朝ごはん直前におしぼりを準備しお持ちするのですが、それは私の役割となりました。皆様わたしのことを気遣ってなのか、その仕事はわたしだけの役割としてくれたのです。
やった!
あ、わたしかなり間違ってました!おしぼりをお持ちするのは、3食前必ずなのだそうです!そして、おしぼりでお手や顔など拭かれてる姿は見てはいけないのだと。
素顔は晒してらっしゃるのになぜ?そんな疑問を持ちつつも、わたしはお昼ご飯の前のおしぼりを、初めて一人で主様の前に差し出しました。
主様がおしぼりをお取りになる直前から下を向き、終わるまでは下を向いたまま。
「ん。」
主様はおしぼりを置きになり、わたしはおしぼりを持って退出しようとした時
「まぁ待て。そんなもの後でも良い。ミコよ。そちらに座るが良い。」
主様はわたしに正面に座るよう促しました。
「、、、、?え?」しょ…正面ですか…?
初のお仕事その3いかがでしたでしょうか?
毎週火曜金曜の午前3時投稿予定となっております
次回投稿予定は7/22午前3時です。
次回もよろしくお願いします。